【鬼滅の刃】前世は暗殺者、今世は鬼狩り 其の弐

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お館様から新たに屋敷を貰い、時透兄弟の面倒を見始めてからもうすぐ1年が経つ────





無一郎「どうぞ、粗茶ですが。」

コトリ、とカナエたち三人(･･)の前にお茶と和菓子を置く無一郎。

カナエ「ありがとう、無一郎君。」

しのぶ「どうも。」

「…………。」

宇髄「……おい、坊主。俺の分はねぇのか？」

有一郎「あんたの分なんてあるわけないだろ？」

その一言で、宇髄はこめかみにピキピキと青筋を立てる。

『…………………。』

……………いつから雲屋敷(うち)はこんなに大所帯になったんだろうか(遠い目)



宇髄「……おい、A。いつになったらこのガキ共を追い出すんだ？」

オロオロ

有一郎「Aさんが俺たちを追い出すわけないだろ？」

ピキッ

無一郎「きみが出ていけば？」

オロオロ

宇髄「あ″ぁ″……………？」

ピキピキッ……………………ダァンッ！

しのぶ「…………姉さんが困ってるから、他所でやってくれない？(怒)」





……………もうやだぁ。



＊＊＊＊＊
大正コソコソ噂話

『屋敷を持ったって知ったときから宇髄がよく遊びにくるようになったんだけど、なぜか時透兄弟との相性が最悪なんだよね………。

ちなみにオロオロしてたのはカナエで、ピキピキと青筋立ててたのがしのぶだよ………。

しのぶがキレて机を叩いたときにヒビが入ったから、買い直さなきゃなぁ(遠い目)』





時透兄弟「「Aさんは渡さない……！」」

→一緒に住んでるからAが女だって知ってる。Aさんに近づく虫は追い払う(特に派手柱)。Aセコム第一号と第二号。



宇髄「Aの親友は俺だ！！」

→未だに恋心に気づかない鈍感派手柱。Aが屋敷を持ったって聞いて行ってみれば何か生意気な子どもが二人いて、Aといると邪魔してくるから鬱陶しい。


書き忘れていましたが、宇髄に嫁が三人いることはAたちは知りません。Aは一緒に里を抜けた人がいることだけ知ってる。そのうち教える。

50→←補足

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