【鬼滅の刃】前世は暗殺者、今世は鬼狩り

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藤の花の家紋の家を出て半年。



───現在、対象殺 害(鬼ごっこ)の真っ最中である。




昨日、鬼になった母(殺 害対象)を見つけた。見つけるまで半年もかかるとは思わなかった。

帰ったときの母さんが怖すぎる。え、父さん？母さんに比べたら子どもの癇癪(かんしゃく)レベルだから大丈夫()



まぁそれはどうでもいい(よくはない)けど、一番の問題は鬼になった母がそれなりに人を喰って力つけてることなんだよね。昔襲ってきた鬼とは比べ物にならないくらい早い。

まぁここ半年で更に身体能力磨いて8歳にしてすでに前世と同じかそれ以上に動ける私からしたら？全然余裕で追い付けますけど？

ってな訳で、捕獲完了である。今は手足切り離して木に張り付けてるよ。

日輪刀はもってないから日光でしか殺.せない……とはならず、半年の間で作ったお手製の藤の花の毒(人体にも害あり)を使う。



『………産んでくれてありがとう。あのとき、私を逃がそうとしてくれたことも感謝してる。

でも、鬼になって無実の人を殺 したのなら、その罪は肉親(わたし)が裁かなきゃいけないから。



─────────バイバイ、産んでくれた人(おかあさん)』









「………なぜ、あの子が鬼を倒せるんだ。」


＊＊＊＊＊
大正コソコソ噂話

Aが記憶を取り戻してから産みの親を″おかあさん″と呼んだのは、この一回だけだった。

『私にとっての親は、槇寿郎さん(父さん)と瑠火さん(母さん)だからね。』

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