【鬼滅の刃】前世は暗殺者、今世は鬼狩り

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「炎柱様ようこそいらっしゃいました。A様でしたら、お部屋にいらっしゃるはずです。」

藤の家の人素直すぎだよ。やべぇよ父さんこっち来てるよ。お顔が般若だよ。こわ。

……まぁ、私のことは認識できてないだろうけど。



私の【アビリティ】は″完全隠密(コンプリート･ステルス)″。

視覚、聴覚、嗅覚などの認識能力すべてを阻害し気配を消すことで、何者にも対象を認知できないようにするものだ。ちなみに自分以外にも使える。



とまぁそれはいいとして、その能力を今自分自身にかけている。

おかげさまで怖いお顔の父さんに見つからずに済んでいる。わぁいやったね(棒)







とりあえずこっそりと藤の家を出た。



──────さて、母を探すこと(かくれんぼ)から始めようか。









槇寿郎「Aはどこだ！なぜどこにもいないっ！」

「も、申し訳ありません炎柱様……！荷がすべて消えているため、おそらくすでにどこかへと………」

槇寿郎「チッ………！なぜこうも見つからないんだ………！







─────まさか、気付いたのか………？」


＊＊＊＊＊
大正コソコソ噂話

Aの【アビリティ】は″隠密(ステルス)″の上位互換。前世で存在していた能力の中ではかなり珍しく、強い分類だった。

暗殺や情報収集では大活躍したらしいよ。

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