5 ページ6
煉獄家に来て早2年、現在8歳である。
煉獄家には私の2つ下の杏寿郎という子どもがいた。槇寿郎さんと瓜二つすぎて笑った。いや、顔には出してないけどな。
杏寿郎は私のことを「姉上」と呼んでくれる。
最初は血が繋がってないし、お世話になってる身だから普通に名前で呼べと言った。その瞬間瑠火さんも驚きの大号泣。
「俺にとって、姉上は家族だ！姉上は、俺のことが嫌いになったから姉上と呼ばせてくれないのか？」
ってな感じで、もう私が折れるしかないよね。
ちなみに槇寿郎さんと瑠火さんはどさくさに紛れて父様、母様と呼ぶことを強要。こちらも圧(主に瑠火さんの)が強くて折れました。
でも父さん母さん呼びには変えさせてもらったよ。様付けるのはちょっと……。
昨年は更に弟の千寿郎も誕生。これまたびっくりの父さんと瓜二つ。いやぁ煉獄家の血の強さに母さんと大爆笑したわ。
そして私はこの2年間で身体能力を上げるべく(煉獄家の皆にバレないように)頑張った。本当めっちゃ頑張った。主にバレないようにってとこを。
そこで分かったことがいくつかある。
一つ、前世の私の【アビリティ】を引き継いだこと。ちなみにこの世界には【アビリティ】なんてものはない。バレたらやべぇよ。
二つ、第六感が強化されたこと。前世から人の気配とかなんとなく分かってたけど、今世では更に強化されて勘の的中率ほぼ100パーで気配も分かる。
三つ、何故か治癒能力が高い。ちょっと指切っちゃった、と思ったらその日のうちに傷痕すら残さず治る。意識すれば更に治癒力アップして四半刻(約30分)経たずに完治。私の体やばすぎん？
………ちなみに身体能力も年齢のわりには高くて、既に前世に近い動きができる。なんだこの体前世で欲しかった。
………まぁ、ここまではいい話。
こんなことを言ったら、じゃあ次は悪い話なのか、と想像できるだろう。
結論から言えば、藤の花の家紋の家に預けていた母が自 殺した。この目で見たわけでは無いが、預けていた家からの報せがあったのだ。
その報せがあったのが、半年前。
そして、今日─────私は煉獄家を去る。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 924人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「鬼滅の刃」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
季生(プロフ) - RAIさん» ありがとうございます！分かりづらくて申し訳ないですが、3話で登場しているのは煉獄さんのお父さんなので槇寿郎さんで間違いありません！これからもゆっくりとですが更新頑張りますね！！ (2019年10月29日 21時) (
レス) id: bf68da9b36 (このIDを非表示/違反報告)
RAI - 3話の煉獄さんの所「杏」じゃないですか？ 自分も、間違っていたらごめんなさい。 いつも楽しく見てます！がんばってください♪ (2019年10月29日 18時) (レス) id: 628fcb24a9 (このIDを非表示/違反報告)
季生(プロフ) - 木暮なぎささん» つまらないツイートばかりでよければお好きに………！！ (2019年10月24日 17時) (レス) id: bf68da9b36 (このIDを非表示/違反報告)
木暮なぎさ(プロフ) - すみません！Twitterフォローさせて下さい！ (2019年10月24日 16時) (レス) id: eb9f4596bc (このIDを非表示/違反報告)
季生(プロフ) - レンサさん» ありがとうございます……！続編今日中に出しますね！！ (2019年10月24日 12時) (レス) id: bf68da9b36 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：季生 | 作成日時：2019年10月20日 20時
