【鬼滅の刃】前世は暗殺者、今世は鬼狩り

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あれから三日経ったけど、一向に犯人が特定できない。

さっさと終わらせたいんですけど。もういっそ自分から出てきてくれないかなぁ……。

とか思いつつ今日も二手に別れて見回りをしている。

宇髄「────なぁ。」

『…………あのねぇ、毎度のことだけどなんで気配消して後ろから来るの？普通に話しかけなよ。』

気配消して近付かれたら敵かと思うじゃん。そんなんじゃ間違って攻撃されても文句言えないよ？

宇髄「……悪ぃ。つい、癖でやっちまうんだよ。」

癖、ねぇ……。

宇髄「でも、あんたはいつも気付いてて驚かねぇから問題ないだろ？」

『いや問題あるわぼけ。』

ちょっと罰が悪い顔したと思ったら、すぐに悪びれもなく開き直る宇髄。

つい心の声が漏れた。反省も後悔もしてない。

宇髄「は、」

ほらぁ宇髄が目見開いて驚いてるよ。

…………よし、全部ぶちまけよう！(開き直り)



『始めに会ったときからずっと思ってたけどさぁ、後ろから気配消して近付かれたら敵襲かと思うじゃん。ついうっかり反射的に毒針で刺しちゃったーとか、斬っちゃったー、って状況になったらどうすんの？毒針の方なら解毒剤は持ってるから解毒すりゃあいいんだけどね？でも斬って致命傷とかになったらもうどうしようもないよ？そもそも気配消す癖ってなんだよ、あんたどこの人間？てかそんなやっかいな癖さっさと直せよ。それともそんなうっかりで殺されたいの？まぁ僕は気配消してても分かるから殺さなかったけどさ？』




……………よし！(満足)

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