【鬼滅の刃】前世は暗殺者、今世は鬼狩り

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そこからお館様が提案した内容は驚きのものばかりだった。

今ある″柱″とは別に、″支(ささえ)″という新しい階級を作るつもりで、それはまだ鬼殺隊の誰にも伝えていないこと。

そして私が″支″となり、新人を育てて欲しいということ。

私には畏まらずに、友人のように話してほしいということ。

………最後に、時々でいいから私の前世の話をしてほしいということ。


お館様「君の前世の話はもちろん、誰にも伝えるつもりは無いよ。………どうかな？」

…………この人は私が前世を理由に柱を辞退することを分かって、ここまで考えていたのか。

『……あなたは、神様みたいだ。』

お館様「ふふっ、そんなことは初めて言われたよ。」

『産屋敷家当主(あなた)はきっと、よくできたすばらしい人間なんだと思っていた。……けど、それは違った。

あなたは私を一人に(楽に)させてくれない。過去の記憶(嫌なこと)から逃げさせてくれない。………なのに、変に甘やかして、受け入れようとしてくれる。

ほら、まるで神様みたいだ。』

なんて言っても、私は無神論者なんだけどね。

『………″支″の件、承りましょう。ただし、条件なあります。』

お館様「そうかい、Aならば承けてくれると思ったよ。条件は私にできることなら何でも聞こう。」

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