【鬼滅の刃】前世は暗殺者、今世は鬼狩り

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鎹鴉からの報せを聞いてすぐ、私は隊服に着替えることも忘れて家を飛び出した。


後ろで母さんや弟たちが何かを言っていた。

ごめん、今は、……






案内を頼んだ鴉曰く、父さんが戦っているのは下弦の弐。炎柱(父さん)は強いし、柱であれば下弦の鬼程度には勝てるだろう。

でも、報せを聞いた時、私の勘が「危険」と訴えたんだ──────







遠くに父さんが見えた。

父さんはもう限界が近いらしく、動けていない。




鬼が、父さんに止めをさそうとしている。





………急いで来たから、刀は持っていない。






『父さん。刀、借りるよ。』







………私の命の恩人(大切な家族)は、死なせない。









『【雲の呼吸】陸の型─────雲散霧消』





＊＊＊＊＊
【雲の呼吸】
壱、雲隠れ
…姿をくらまして不意打ちの攻撃

弐、雲水行脚(うんすいあんぎゃ)
…連続して使うほど強くなる

参、行雲流水
…読めない動きで斬る

肆、薄明光線
…光が射すような早さの斬撃

伍、おぼろ月夜
…斬られても痛みを感じない

陸、雲散霧消
…相手の攻撃を全て相殺する

漆、大旱の雲霓(たいかんのうんげい)
…相手の力を利用したカウンター技

捌、入道雲
…一時的に呼吸を強化し、強く激しい連撃を放つ。使用後に反動あり


メモのコピペですが雲の呼吸です……
普通の攻撃が無いとか言わないで。
『暗殺者だった名残で、どうしても正面からってのは慣れないんだよねー。』

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