【鬼滅の刃】前世は暗殺者、今世は鬼狩り

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悲鳴嶼さんと知り合ってから2年、15歳になった。

あれから悲鳴嶼さんは大活躍して怒濤の勢いで乙まで上り詰めた。

ちなみに私は現在甲。悲鳴嶼さんの階級の上がるスピード早すぎてもうそろそろ追い付かれるよ。


父さんは私を柱にしようとしてたけど、杏寿郎を柱にするように説得した。

私は使う呼吸も違うし、継子は杏寿郎の方がふさわしいと思ったからね。





そして今日から三日間、休みを貰えることになった。鬼殺隊ってまぁまぁブラック(前世よりはまし)だから、かなり貴重な休みだよ。やったね。


杏寿郎「姉上！俺に稽古をつけて貰えないだろうか！！」

『父さんはいないの？』

千寿郎「父上は昨日から長期の任務です。」

『そっかぁ……。』

まぁ柱だから忙しいもんね。むしろ私が入隊する前、あんなに家にいたことがおかしい。



瑠火「杏寿郎、千寿郎。Aは久々の休みなのだから、稽古もいいけれど出掛けて来てはどうですか？」

『あ、母さん。』

杏寿郎「うむ、母上の言うことも最もだ！……しかし、俺は姉上に稽古をつけて貰いたい！！」

千寿郎「わ、私は、姉上と出掛けたい……です！」

杏寿郎の主張激しいな。千寿郎は控えめだけど必死……。

個人的には稽古も良いけど、久しぶりに二人と出掛けたい。本音を言えば、弟たちに甘味とか買い与えて甘やかしたい()



ってことで、

『杏寿郎、千寿郎。今日は町に出掛けて、明日は稽古……っていうのはどう？』


＊＊＊＊＊
大正コソコソ噂話

Aは前世の暗殺者だった頃の感覚が抜けきらなくて、普段から暗器や毒を持ち歩いているらしいよ。

『暗殺者は常に気が抜けない職業だったからね、何かしらの武器がないと安心できないんだよ。』

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