【オリジナル】アースラルジュ８ (ページ10)

今日:21 hit、昨日:3 hit、合計:2,656 hit

第３４２話　ブレスレットと神ページ10

アンゲル｢…それはね、科学者が開発したものなの
囚われた私は意識を取り戻して歩くことが出来た
あの時は本当に偶然で鍵が空いていてね
いっぱい保管してある部屋から天使族のだけを取った
天使族って見えたから気になってとっただけなんだけどね｣

チェン｢アンゲルが実験された場所ってことだよな｣

アンゲル｢ううん
実はそこから移動されたの
実験されたのは別のところ｣

あ｢別の場所…｣

アンゲル｢ブレスレットは他にもいっぱいあった
で、そこで普通の人間にあった
ブレスレットのことを聞いたら力が使えるものって教えてくれた
その人も連れてこられて逃げ出した人だったけど…
ブレスレットに関してはそれしか知らない
セキュリティだけは甘くてほかの人歩けてたと思う
それぐらい建物がでかかったんだと思う…
スピリトも多分同じ理由｣

あ｢科学者が作ったってことだけか…
空振りかな…｣

琥珀｢でもさ、でかい建物って相当なくない？
そこにいっぱいあるならさ
回収してうちらの力にしちゃおう！｣

あ｢甘ったるい事言わない
私欲じゃんどっちにしろ
悪く使われない方法を探るしかない
持ってる奴らが本当に正しく使ってるのかどうかでしょ｣

アンゲル｢でも…大きい建物で大量に保管
そして、セキュリティの甘さ
捕らえてるのにそれはおかしくない？｣

あ｢確かに…｣

連れ去ってきてそれはおかしい…
謎は深まるばかりだ…
アンゲルは話をしたあとに暗い顔をして下を向いた
どうしたの？と聞く

アンゲル｢…まだね、天使族を変えれてないの
こっそり食料と日常品を持ってきてるんだけど…
上を叩かないとどうにもならない…でも…！
私たち天使には神にかなわない！｣

キット｢…｣

あ｢…アンゲル、解放されたら力になるって言ったよね
今度は私があなたを助ける番だ
その神様、何とかしよう｣

チェン｢おいおい、神様相手にして大丈夫なのか？｣

あ｢大丈夫じゃないよ｣

琥珀｢そりゃね…並の力じゃないし
ミカエルもウリエルもそうだったけど…｣

あ｢神にはそれぞれ属性があるんだよ
ちなみに、裁きを下す時、何も使う？
火？水？｣

アンゲル｢ううん、雷よ｣

あ｢ほー…｣

アンゲル｢天使族は雷には弱くてかなわないの｣

アンゲルは私たちに頭を下げてきた
お願い！助けて…！
頭まで下げられて助けてないんて言われたら
助けるしか選択肢はないよね…？