【オリジナル】アースラルジュ８ (ページ5)

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第３３７話　半獣族の暴動ページ5

あ「そういえば、会った時にヒーナって…」

チェン「わー！
違うんだ、A…
シーナは昔、ヒーナとも言われてた、だから間違えたんだよ！」

シェン「まぁ昔そういっていたが…
自分の国の名前を間違えるなんてもってのほかだな」

チェン「うっ…」

「シェン師匠！大変です！
街の端で半獣族が暴れてます！」

シェン「なに？弟子たちが向かったんじゃないのか」

「それが…暴れてるのが数人なんですが
我々の手じゃ抑えきれないです！」

シェン「…はぁ…チェン」

チェン「あいよ、悪いなA
少し付き合ってくれ」

あ「分かった、それにしても
半獣族数人がシーナで暴れるとは…」

チェン「最近やたらに多いんだよ
種族が暴れだすことがな…何がどうなってるんだか…」

シーナの国の端につくと
報告通り、半獣族数人が暴れている
それを止めようと何人かが抑えているが
力が強いのか弾かれてけがを負っている
それを見て、チェンは下がっていろと言うと
棍を取り出すと半獣族の腕を弾き飛ばすと
そこに手を広げては腹に一発かました

あ「鮮やかだ…」

チェン「ふぅ…何が目的だ？
こんなこと、ほかの国でしろって教わってるのか？」

「うるさい！暴れなきゃいけねぇんだ！」
「じゃないと…消される！」

あ「…？」

チェン「消されるだなんて…命令されてるのかよ
じゃあ、ボスだせ
俺が直接ぶったたこう…」

あ「…！チェン、気絶させて！」

チェン「っ！？おい！」

私は何かに気付いてチェンの横を通り過ぎると
さっきチェンが飛ばした半獣族が目覚めようと腰を上げたところに
追い打ちのように回し蹴りをかますともう一回倒れた
チェンが後ろでひでぇっていうが気にせずに
倒れた半獣族の腕をつかみ上げると
その腕にはブレスレットがあった
それに触れると光に包まれては半獣族の男はただの人間になった
これにはチェンも、周りの半獣族も驚いた

チェン「どうなってるんだ！？
半獣族じゃないのか…！？」

あ「…アンゲルからもらった時と同じだ…
あんたたち全員、科学者でしょ」

「！？」
「おいどういうことだ…！なんかばれてる！」
「誰かもらした奴でもいるのか！？」

あ「聞こえてるっ！
はぁ…チェン、このブレスレットには半獣族の力がこもってる
だからこれをつけて触れば…」

私の体はたちまち光に包まれると
両腕は虎の手へと変わった
頭には虎の耳、尻尾もついていた