【オリジナル】アースラルジュ８ (ページ39)

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第３７１話　うじうじしてる奴が嫌いなだけだページ39

「なんだと！」
「偉そうに言うな！」

時雨「反論できるか？
今さっきまで騙されていて
今度は俺らを信用城って言ってるんだ
普通、そこはまだ疑うべきだろ
だが、お前らの頭が弱いせいでまた信用しようとしてる
注意力にかけてるどころじゃない」

「…じゃあ、どうすりゃいいんだよ！」
「信じるものがなくてどう生きる！」

時雨「そんなのお前らの頭で考えろ
お前らの脳みそは飾りか？
少しは自分の頭を使って行動しろよ
皆が皆、同じ考えろしてる奴なんかいねぇんだからよ」

「自分を信じる…」
「僕さ…こうやって言ってくれる人は好きだよ」
「誰を信じるんじゃなくて自分を信じる…」

時雨「もう一度聞くぞ
お前らは会ったばかりの俺らを信じるか
さっきの放送を聞いてあいつを信じるか…
どちらも選ばなくてもいい
どちらも、どれも、全部考えて
何が最善なのかを考えろ」

「俺はあれを聞いてあいつをまだ信じようとは思わない」
「俺らは俺らで何かを考える」
「もう信じない、お前も信じてないからな！」
「融解もやめだ！悪いことはしない！」
「おい、あそこに捕まえてる奴ら全員逃がせ」
「影操るだけじゃん、何ができるわけ？」
「それ以外でもできることあんだろ！馬鹿か！」

時雨「おうおう…それぞれ違うこと言いやがって…」

アルマ「…すごいね、時雨さん」

時雨「どこがだよ…
俺はうじうじしてる奴とか
きっぱりと割り切って、決められない奴が嫌いなだけだ
せっかく、考える力があるんだ
使わないなんてもったいないじゃないか」

時雨のおかげで、捕まっていた人は解放されることに
呪いの道具も一斉に処分されることとなった…
夕陽を魅入らせる力を持つ女の子が来た

？「…私がやったの、夕陽を綺麗に見せる力がある」

時雨「お前が誘っていたのか…」

？「…暇つぶしでもあれば、あの男が言ってたから
でも、もうやめた
悪いことに使われるくらいならこの力は使わないほうがいい…」

アルマ「あっ！君、僕の所にご飯を持ってきてくれた子だね」

？「…夜手族だったのね…
あと…この人が起きたから連れて来たわ」

銀朱「…迷惑かけた…」

アルマ「銀朱さん…！」

時雨「…放送は？」

銀朱「聞いていた
A、時雨…そして、アルマ
本当にすまなかった」

アルマ「僕のためなのはわかるけど
銀朱さん、僕も知ってるんだよ
あの時、僕の首を絞めたのは銀朱さんだって」

銀朱「…そう…か
知ってた…か…」