【オリジナル】アースラルジュ８ (ページ35)

今日:26 hit、昨日:3 hit、合計:2,661 hit

第３６７話　聞き分けの無い人ページ35

あ「どうする？」

時雨「どうするも何も、だましてるのが事実なら
あのサソリ、どーにかしなきゃな…
っていうか、あいつ狐族だよな！？」

ユティ「あいつの本来の名前じゃないぞ
組織で呼ばれている名前だからな
あいつの本来の名前など私は知らないがな…
それより、アルマという少年はどこだ？」

あ「あれ？銀朱が連れて行ったよ」

ユティ「…いや、それじゃない」

あ「？」

？「ゴホッゴホッ…」

時雨「あれ…？アルマ！？」

アルマ「…貴方達はさっきの…
銀朱さん知りませんか？
一緒では…？」

あ「…じゃあ、あれは…
ユティ、スコーピオをお願い」

ユテイ「了解した
命令されるのは気に食わないが
お前から言われると悪い気はしない
スコーピオは任せろ
前のように優しくはしないからなっ！」

スコ「やれやれ…やるしかないですか…」

時雨はここに残ると言って私だけ追いかけることに
丘の方に向かった銀朱たちを追いかけて先回りした

あ「銀朱…！」

銀朱「A？」

あ「銀朱…それ、その子、アルマじゃない！」

銀朱「なにを言ってるんだ、アルマはアルマだろう
偽物な訳がない」

あ「それは、黄昏族が仕組んだ影！」

アルマ？「銀朱さん…？」

銀朱「…心配するな、アルマ
何か勘違いをしてるみたいだ
A、お前の考えは間違いだ」

あ「…気づかないわけ…？」

私は、夜手のブレスレットを触って影から手を出す
これ以上、言葉では聞かないと思ったからだ
なら、それが影だと証明しなければ…

銀朱「…お前とはやりたくないんだが
仲間だろう！」

あ「仲間だから忠告してるんだけど！
何で聞いてくれないの！
アルマは時雨の所にいる
銀朱を探してる！」

銀朱「…じゃあ…」

アルマ？「銀朱さん、この人の影なんか変…
黄昏族の中にもこんな奴いた…！」

あ「！！違う！！」

銀朱「アルマ、あいつは偽物だっていうのか…？」

あ「…あぁ！もう！
ややこしいことを言わないで！
そういうの…迷惑なんだけど！！」

夜手でアルマに向かって飛ばす…が
銀朱によってそれを弾かれてしまう
そして、銀朱は自分の横に手を出して
後ろにいるアルマに、逃げろと伝えた

あ「聞き分けない子はどっち！」

銀朱「それを納めろよ？
なんで夜手が使える？
お前…黄昏族だから、影で真似してるのか！」

あ「違う！
もう…タイミング悪いじゃん！
ユティの馬鹿…！」