【オリジナル】アースラルジュ８ (ページ24)

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第３５６話　悪事ページ24

ホーク「だから、お願いしたい」

あ「…分かった
知ってることを教えて」

ホーク「…黄昏族が人を攫っているのは
融解…つまりは溶けさせてるのさあいつらは
攫ってきた人間を溶かしては呪い道具、魔道具に変えてる」

あ「！」

シノ「なっなにそれ！」

時雨「…おい、そいつらには人の心はないわけか…」

それぞれが反応する…
Aはそれを聞いて苦い顔して黙り込み
シノとタミルはそれを聞いて驚き
時雨に関しては怒りを隠しきれないのか
刀に手をかけてはカタカタと震えている

ホーク「ゲスな奴らなのさ、こいつらは…
夕陽を魅入らせて夕陽に誘われては
融解させられて終わる
ますますほっといちゃいけない…
このやばい案件に…多くのギルドが調査してるが
仕方が悪いのか、用心深いのか
尻尾がつかめないでいる…」

銀朱「面倒だな…やめるか」

あ「なに言ってるの…！
この案件、私は見過ごせない」

時雨「同意だ、俺もそれを聞いて
その黄昏族に灸をすえたくなった」

ホーク「俺は別の任務があるから…もう行く」

タミル「ホーク、ありがとな」

ホーク「ナユタは元気か？
あいつに伝えてほしいことがある…」

タミル「おう、伝えておくさ」

ホーク「…【崇拝してる狐様が地に落ちた】そう言ってくれ」

タミル「は…！？」

シノ「どういうこと！」

あ「またまた…何の話…？」

シノ「…崇拝してる狐様…
それは狐族が信仰し、崇拝している十尾をもつ特質した狐
君はそれを地に落ちたといったね
崇拝してる十尾の狐様が悪に寝返った
そう捕らえていいのかな…私たちは」

ホーク「…あぁ、そう受け取れ
じゃあな」

タミル「大変だ…狐族の崇拝対象が
悪事に手を染めた…」

あ「…その件はまだ時間がありそうじゃない？
ホークが伝えに来たんだ
今解決すべきことは黄昏族だよ
これには問題がありすぎる、放置すれば
ユーバからも他の街からも大量の行方不明者がでる」

ホーク「おう…言い忘れてた」

時雨「んだよ…」

ホーク「黄昏族は呪い道具や魔道具にしたら
売りに出して金を稼いでいる
それが彼らの利益になってるかもな……んじゃ」

時雨「…何処までも腐ってやがる！」

あ「なにが利益、何が金…
世の中に金より利益より何より必要なのは命だというのに…」