【オリジナル】アースラルジュ８ (ページ23)

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第３５５話　要注意種族ページ23

時雨「彼らはどんな力を持つんだ？」

タミル「銀朱の夜手族と似ててね
影を操る
銀朱は影から手を生み出すだけだけど
黄昏族は影そのものを様々な形に変えれる」

あ「ほへぇ～」

シノ「…んん！ちょっと！
菓子食べながらちゃんと聞いてますぅ！？」

あ「聞いてますよぉ」

銀朱「それと、夕陽と何が関係ある？」

シノ「黄昏族はほかの種とは違ってね
ただいま問題を起こしていて
要注意種族とされてる…
おっ、ちょうどニュースが入ってるね」

【さて、今日のニュースは最近話題となってる
要注意種族についてお伝えします】

【最近、あちこちの街で半獣族が暴れているようです
一部の半獣族のため少し注意したほうがいいでしょう】

【次は、黒毒族が移動を始めたようです
移動先では毒を発生させる可能性があるため注意です】

【そして、黄昏族についても危険です
彼らは夕日時に人を攫っているようです
外出の際、そして帰宅時には十分注意することです
以上要注意種族でした】

あ「…こんなのがニュースで…」

タミル「最近はこんなのやらなかったんだけどね…
Aと時雨が来る前まではこうやって
暴れてる種族とかを注意喚起してた
でも、最近はやらなかったんだよね、君たち二人が来てからは」

シノ「でも、壁が壊れて世界が広がった今では
これが必要不可欠だよ
プロメタにも今は他種族が多く出入りしてる
向こうの治安については向こうで何とかしてるとは思うけど…」

時雨「…黄昏族ね…」

銀朱「人を攫っているのか…
一体何のためだ」

あ「それが分かれば解決しそうなことだけどね…」

銀朱「…」

？「…それなら知ってる」

あ「！あなたは…」

時雨「お前…コネリの所の…」

タミル「ホーク…どうしてここに…」

ホーク「その件はこっちでも依頼として来てる…
だが…この件は…こちらでは受けれない」

あ「どうして？ずいぶんと薄情だと思うんだけど…」

ホーク「俺だってこれは何とかしたいと思う…
だが、ギルドには受けれる依頼の種類があることは分かってるだろう」

シノ「確か、コネリの所の依頼の種類は……なんだっけ？」

ホーク「はぁ…討伐だ
俺は主に戦闘員ではないと前に言ったな…
あれは言葉のままだ、俺は主に動物を狩るほうだ
人間も狩るときもある…が、それはあくまで殺しのみ
まぁ暗殺者とでも…思ってくれ
狩り人と言ったところだな、俺は」

あ「狩り人…」