【オリジナル】アースラルジュ８ (ページ15)

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第３４７話　あ、やべ・・・ページ15

アンゲルは、このままこの村のリーダーとして
まとめていくという
私たちにお礼を言ってきた後
自ら、ギルドに入りたいと志願してきた
村から離れられないが何かあったら連絡してほしいという

知名度と、悪いイメージを取り除くため
功績を挙げれば、天使族を認めてもらえると考えていた
アンゲルはキットを見てそして、深々と頭を下げた
キットはそれに動揺して

キット「アンゲルさん、顔を上げてください！
僕は当選のことをしただけですよ？」

アンゲル「…(ﾆｺｯ」

アンゲルは少し微笑んだ後、村の方に飛んで行った
その姿は天使そのもので
上から降ってきた羽を掴んでは
とても美しく綺麗に思えた

・

早速、戻ってきた私たちはシノに報告する
ほとんど目ぼしい結果はなかったが
有力かなと思えることだけを伝えた

シノ「へぇ…大量に保管されているブレスレットに
大きな施設、そして、その中を自由に歩けるほどのセキュリティの甘さ…
それ、悪の施設と言えないよね…」

あ「そうとも言いきれないんだよ
アンゲルはそこから移動させられて実験されてるからね」

シノ「それにしても、アンゲルが無事で何より！
怪我も、後遺症も、記憶の変化もなし！
時間がかかるかもしれないけど
その分長く入れられてる人も引きはがせることできたら
私は万々歳なんだけどな…」

タミル「…？それには協力するよ
それに大きな施設に関しては俺何も知らないからね！？」

シノ「見ただけで何も言ってないじゃんか」

あれからキットに近寄りずらくなってしまい
どう話していいか…
それを見られていた

？「おい」

あ「…何？クロウ」

クロウ「お前、銀朱を避けてないか？」

あ「は？銀朱は避けてないよ」

クロウ「じゃあ、キットか」

あ「…あ、やべ」

クロウ「おい、まてや
話を聞かせてもらおうかぁ？
あいつに何言われたんだよ」

あ「…はっ話すことはない、ただ気まずいだけ…」

クロウ「ほぉ…そんな気まずいことになるほど
何言われたんだ？」

あ「…」

クロウ「…おい」

これ以上、しゃべるとボロを出す
こいつはそれを狙ってるから聞いてきてる…

そこに助け舟を出してくれたのがチェンだった

チェン「まぁまぁ、そのぐらいにしておけよ」

クロウ「チェン…でもよ」

チェン「プライバシーって言葉知らないのか？
仮に告白だったらお前はどうする気だよ」

クロウ「うぐ…」

クロウは今度こそ黙った。