【オリジナル】アースラルジュ８ (ページ14)

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第３４６話　可哀想な種族ページ14

キット｢へぇ？やる気？｣

あ｢そっちがその気ならこっちも遠慮なくやるけど…？｣

かつて神を殺した朱翼族のキットと
かつて、神であった元神様のA
神殺しと神…これはもう誰も止められないのだろうか…

アンゲル｢…っ、神が…｣

キット｢！起きた？
良かった！怪我はしてない？｣

アンゲル｢…｣

あ｢アンゲル、無事でよかった｣

アンゲル｢やったのAじゃないでしょ
この棘は知ってる、誰のか…
キット君、朱翼族なの？｣

キット｢やだなぁ…何言って…｣

アンゲル｢誤魔化さないで、天使は嘘ついてる人はすぐわかるの
神をやったのはあなたよね｣

キット｢…そうだよ｣

アンゲル｢…そう…｣

そこに琥珀が目を覚ましたようで歩いてきた
チェンも腕を抑えてるが大事には至らなそうだ
琥珀は、神がどうなったのと聞いてくる
アンゲルは少し黙ったあと、キットをちらりと見て
私がやったわと言った
その答えに唖然とするキットがいた

アンゲル｢神を殺しちゃった…
幸い、血は浴びてないけど…｣

琥珀｢？とにかく、神を殺しちゃっていいの？
神様だよ？ …仮にも｣

すると神は生きていて微かに口を動かした
まだ息があったんだ…

神｢朱翼族…可哀想な種族だ
神だけを殺すだけでいる価値nぐあっ！！｣

背中から赤くでかいトゲが突き上げた
体には大きく穴があくと神はついに息も音も出さなくなった
琥珀とチェンは何が起きたか理解出来ていない模様
でも、アンゲルとAには分かる
いる価値のの所でギリッと唇を噛み締めたキットの姿を見てるからだ
つき刺さる棘と息をしなくなった神を見て静かに笑ったのだった
その目に光はなく

琥珀｢うっ…｣

チェン｢…どーなってるんだ…これもアンゲルか？｣

アンゲル｢…っ！｣

あ｢神はしてはいけないことをしたし
言ってはいけないことを言ったから
神が天使に裁きを下すように
神もまた裁き下ったんだよ｣

そう、神がしてはいけない規則…ルール…
破ったものにはそれなりの代価を
彼には償いきれない罰が多すぎた
代価はその者の命…
私のあの時、やってはいけないことをしたから
神から人に落とされたのだ

天使族は神からの圧がなくなり
自由になれて安堵の声と安心が広がった
神の支配からようやく解放されたのだった