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第325話 異常事態 ページ41

私は怒っていた
少し前までは彼を助けてあげようと考えてた
ウミが話していた
母との死でおかしくなったと
そこに同情して、何とかしてあげたいとか思ってた
でも、もう遅い
いい加減、キレた…




あ「…やっとその決心がついた
今の今までこんなことまで考えたくなかったよ
自分がしてはいけないことだと思って
心の中で押さえていた
だけど、仲間を傷つけられて
街も、世界も壊そうとしてる相手に慈悲なんて与える物じゃなかった…!」


リク「…はぁ?」


あ「…もういいよね、ハデス
私は…殺すと決めた」




私の周りを赤色とピンク色の魔力が包む
虹の剣がその中で光り輝く…
私は…リクを殺すと決めたから
決意を固めた




リク「とうとう本気ってわけか
じゃあ俺も本気を出すか」


あ「…母の死でおかしくなったんだってね」


リク「!」


あ「母は死ぬものだよ
親は先に死ぬんだ、どんなことがあってもね
寿命にも、病気にもそれは逆らえないんだ」


リク「うるさい! 母さんは!
迫害を受けて死んだんだ!
村の奴らが母さんを殺したんだ!」




リクは一つの木箱を取り出した
それは、4つのうちのた最後の封印だった
開いたその箱からでた黒い魔力はリクを包んだ
リクの姿はさらに幼くなった
しかし、目は虚ろで周りを黒と赤色の渦が回る




一方、壁の付近では異常事態が起きていた!




リン「みんな早く!!
とにかく、東を目指して!!」


「なんで壁が…!!」
「どうなってるんだ!」


リン「(こんなこと…!
中心街が黒い渦に囲まれて嫌な予感はしてた、だけど!
壁が迫ってくるなんてこと誰が予想できたの…!)」


?「狼の娘!」


リン「! テンガのお爺さん!
村のみんなは大丈夫!」


テンガ「せっかくのわしの家が
あの壁に潰された…」


リン「これはなんなの!」


テンガ「知らんわ!
壁が迫ってくるなんて馬鹿なこと
今の今まで考えたことなかったわ!」


リン「そうですよね…」




別のところでも異常事態は起きていた
壁が中心街に向かって徐々に迫ってきてるとのことだ
森の動物は逃げていき、西の森は潰されかかっていた
それは、北も南も同じで
北は山が消えていって、南では海が消えていた
リクが力を取り戻したせいで
壁は動き、人間を潰そうとしていた…

第326話 リクとウミと…→←第324話 治った



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作者名:桜音羽 | 作者ホームページ:http:/  
作成日時:2017年10月3日 0時

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