第314話 包む渦 ページ30
銀朱「ほう…こいつが夜泉子のリクか」
朽葉「銀朱さんいつの間に…」
銀朱「下がっておれ、朽葉」
リク「…俺を倒すために剣?
ウミは俺に勝てるだの…
馬鹿かお前ら、俺にかなうわけないだろ!」
黒い魔力を全身からあふれさせる
それはやがて外にもあふれ出し、ユーバを包んでいった
止めようと弓を取り出して、矢を放つ
時雨も、すかさず、剣を出して切りかかったが
すり抜けてしまった
リク「俺に効く訳ねぇだろ」
?「じゃあこれなら効く!?」
リク「!?」
リクの後ろから光が見えるとリクは避けたが
腕をかすめた
後ろからは虹の剣を持った琥珀がいた
腕をかすめたリクはくるりと回って腕を抑える
リク「チッ! あんとき俺が刺したやつ…
生きてやがったか…!」
琥珀「簡単に死んでたまるもんですか
それより…効くわけないんじゃなかったっけ?
腕、血出てるけど…」
リク「生意気言いやがって!」
?「『リンク』」
リク「ぐっ!」
あ「! 誰…」
?「久しぶり、メントは役に立ったかい?」
シブキ「あっ! お前竜戦族の街の付近で会ったやつ」
オレン「オレンだよ
ユーバが突然黒い渦に巻き込まれてね…
不審に思わずにいられなかった」
呉羽「外からはもう町は黒い渦状態だと…?」
オレン「あぁ、ほかの街はユーバが黒い渦に巻き込まれたって騒いでる」
ユーバを包んだ黒い渦
ほかの街が不安と恐怖を浮かべていた
中心街であってアースラルジュの中心であるこの街が
黒い渦に包まれたとなると相当なことだ
あ「リク、今すぐ止めて」
オレン「今彼は僕とリンクしてる
君に前にやったようにね
さて、色々見させてもらおうか」
シノ「嘘…共繋族!?
幼子だと思ってた…」
オレン「うんうん、間違ってないよ
幼子だけど、範囲が違う
子供でもあれば僕みたいに大人もいる
子供が多いとされてるのは
成長しないからかな?」
あ「あれ…でも、オレンは…」
オレン「成長しないも間違ってるね
ごめんよ、一定の期間で成長が止まるんだ
そこから何年も生きる
さて、僕の話はここまでだ
どうやら、リンクは長くは持たないみたいだ……!」
リク「っ! がはっ…動けた…!
俺に何した!」
オレン「感覚、感情をリンクさせた
でも、謎だ
君、ここまで派手にやっておいて
その感情はなんなんだい?
憎しみの他に悲しみがある」
リク「…黙れ…」
第315話 時間がない→←第313話 騒がしさは平和の証だった
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