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第295話 自分が決めること ページ11

あ「なんて会話を…」


呉羽「そういう会話をしたとマリアさん本人から聞きました
なので、本当にすべきことはリクを止めるだけですよ
彼と話をして壁を壊す…なんてことはできないと思いますが」


トーマ「…二択だな、壁を無理やりでも壊すか
リクをなんとかするか…」


あ「決まってるでしょ、壊してもまた作る
なら、作り出した本人を止めるのが一番でしょ」


トーマ「その通りだな…」




そして、そういっていたトーマだったが
ある日を境に転機が訪れたのだった




シノ「お父さんそれ本当なの?」


天道「あぁ、また遠くになるがそこにトーマ君を連れてく」


シノ「本人にそれは言ったの?」


天道「これから伝える
彼自身が決めることだからね、無理にはつれていかないさ」


シノ「そう…」




夜にその話を聞いてしまったのは本人でもAでもなく
彼…




ナユタ「…ふーん…あいつここ離れるのか…」




その日、たまたま研究所の方に泊まりに来ていた
ナユタがその話を聞いていたのだった
それは瞬く間にシブキの元に届く




シブキ「はっ…?
あいつが天道さんと遠くに行くっていうのか?」


ナユタ「聞いた話だとな…」


タツミ「…止めんのか? シブキ」


シブキ「止めないよ?
だってあいつが決めることじゃん
あいつが行きたいっていうならそれはそれでいいだろ」


ナユタ「…」


シブキ「…どうした、なんでそんなポカーンとした顔で…」


ナユタ「いや…前のお前なら止めに行ってくるって
飛び出していくだろ…
聞いたのお前じゃなくて俺なのに
「お前が遠くに行くことになるから止めるからな!」みたいに
そんなこと言ってあいつを止めるかと思ってたが…」


タツミ「うんうん、お前なら止めにいってたな
変わったな、お前」


シブキ「…? そうか?
俺も少なからず成長してるんだな! あはは」


ナユタ「お前がそこで開かなかったら
俺はお前に関心を抱いていたのにな」


シブキ「ひでぇ…」


タツミ「おい、もうそろ0時だから寝よう」


シブキ「( ˘ω˘)スヤァ…」


ナユタ&タツミ「寝るのははやっ!?」




こうして、朝を迎えた次の日
トーマは天道さんに事実を伝えられたのだった
その場で聞いていた私と時雨
そして、タミルたちも唖然としていた
ただ、シブキとナユタ、タツミだけは
その話を驚きもせずに淡々と聞いていた




トーマ「…天道さんについて行く」

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作者名:桜音羽 | 作者ホームページ:http:/  
作成日時:2017年10月3日 0時

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