【オリジナル】アースラルジュ１１ (ページ8)

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第４８１話　レーゲンルート前、戦いページ8

結局誰が外に出ていくのかというと……

クロウ「おらぁぁ！！
入口！道を開けろぉぉ！！」

「うわぁぁぁ！！」
「なんだこいつら！！」

呉羽「…っまったく…野蛮ですよ！」

あ「野蛮で結構…突破できればね！」

私とクロウ、呉羽の三人で裏手から回って出てきた
次々と敵を倒していく三人

あ「(中からはシブキが魔道具のデファンスで
囲んでバリアを張ってる
今がチャンスだ！)」

？「チッ！やっぱり中にいたか」

人の奥から出てきたのは、スコーピオだった
私は彼を見つけると彼の前にすかさず体を出した
相手にするのは私だ

スコーピオ「…ユティ様はどうした？」

あ「今はいない…
それより…懲りずにまた力を持ってるようで…」

でも、つけているペンダントの色が違う
少しオレンジっぽい…？
中にある模様もなんだか違う

スコーピオ「俺は飛んだ醜態をさらした…
まさかあいつに飲まれるなんてよ…
だが、同じ醜態はさらさねぇ、今度こそ…
俺はお前らを潰す！」

あ「潰す…？
それが目的ってこと？」

スコーピオ「それだけじゃねぇ
だが、俺個人ではお前らを潰せればそれでいい
なんだか気に入らねぇんだよ…！
特にてめぇだ、ピンクの髪の奴！」

あ「…」

スコーピオ「てめぇだけは、あとで絶対に脅威になる判断した
だから、今ここで俺が潰す！」

狐の尻尾を出すと尻尾は拳の形となり
私に向かってきた
私はそれを体をひねって避けるが
別の尻尾が飛んできていてそれがお腹にあたる

あ「っ…！」

呉羽「A！」

「よそ見してんじゃねぇ！」

呉羽に向かって爪を立てる男だったが
油断をしていなかった呉羽はもっていた槍をすかさず
爪の間に槍を食い込ませると
そのまま薙ぎ払って飛ばした

クロウ「まだ数が多いな…」

呉羽「クロウ、敵の幹部のスコーピオが
Aと交戦中です」

クロウ「…助けたほうがいい感じに見えるか！？
俺からじゃよく見えねぇ！」

呉羽「…とりあえずは…大丈夫かと思います…」

クロウ「なら、大丈夫だ！！」

隙を見せてはだめだと思い
ひたすらにしっぽからの攻撃や
時々飛ばしてくる狐火を避けたり
はじいて消したりとしていた
攻めなくては…
私はそっと貰った物に触れた……

スコーピオ「なんだ…それは…」

あ「五元族…これは…
ユティがくれた大切な力…」