【オリジナル】アースラルジュ１１ (ページ7)

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第４８０話　囲む敵ページ7

シノ「…それは…それは、何千もの人を相手にすることになるんじゃ…」

シブキ「無謀だ！！
囲まれているうえに街の中には多くの敵がいる
種族なんていっぱいいる！
それに比べて俺らの戦力なんて…」

呉羽「…同感です
何も相手にすることなんてないです
ここから無事にみんなが生きていればいいんです
彼らの目的は一体なんでしょう…？
ここまで大規模に何故動いてきたんでしょうか…」

大規模に動いてきた…彼らの目的はなんだ…？

あ「…」

タミル「…とにかくさ…
ここにいつまでも籠城してるわけにはいかないじゃん？」

ヤヨイ「だな～…このままずっとなんて
おかしくなっちまいそー…」

クロウ「…んじゃ、周りの敵だけは
どうにかしなければいけないな」

シノ「やる気…？
情報屋が帰ってくるまで待った方が…」

シノが持っているテレパスからは
チェンが外の敵は入口が強いんだ
裏口から蹴散らすか？と言う
ユウナがそれを聞いて
あんた馬鹿じゃない…
裏口から蹴散らしたってどっちみち
表にいる奴らと戦うことになるじゃないと
相変わらず感情が読めない顔でテレパスを見つめる

チェン「…だが、油断しないことだなぁ
表にでっかく構えてる幹部らしき奴がいる
見たことあるか知らないが赤い髪の男だ
ありゃ和服ってやつかね…
シーナとは少し違う服を着てる」

呉羽「…？誰でしょう？」

あ「…それ、スコーピオじゃ…」

ユティ「なんだ、またあいつか」

あ「ユティ、起きるのが遅い」

ユティ「…仕方ないだろう…
この頃、眠くてたまらん…
さて、スコーピオの若造は前のようにはいかないぞ
私だっていつまで起きていられるか…ふわぁぁ…」

あ「…今回はユティの手を借りないように
彼にはここから離れてもらわなくちゃね…」

クロウ「よし！決まりだな
戦う奴は誰だ～？」

呉羽「好き好んで戦うなんて…
貴方か時雨ぐらいですよ…あとAも」

あ「！？私はそんなに好戦的になった覚えはない気が…」

呉羽「逃げない、戦うといったのは貴方ですよね…」

あ「そっそれは……」

好戦的とは言わないはず、うん
二人は違うよ……多分

クロウ「呉羽、俺だって好戦的とは失礼だ」

呉羽「…それは失礼しました
でも、貴方と時雨、よく似てるので」

クロウ「へぇ…怒
ど・こ・が！！あいつと似てるってんだ！？」

あ&呉羽「怒りっぽい所とか」

クロウ「だぁー！
やっぱりそこが似てるとか思いたくねぇぇー！」