第519話 ハデスとオレンと ページ46
あ「…うっ…ん…?」
?「…おっ、意識がやっと起きたかな」
あ「…? ハデス…?」
ハデス「また夢の中からでごめんね
どうにもやっぱり忙しくなってしまって…」
あ「冥界に人の魂沢山って感じ?」
ハデス「まぁそうだね…
君は…僕が心配することでもなかったかな…
希望は捨てないでって」
あ「…予言してたの?」
ハデス「なんとなくね…でも、それを捻じ曲げることはできない
だからせめて助言だけでもと」
あ「…ナユタが死ぬことも?」
ハデス「…」
あ「っ!!
分かってる…運命は変えられない
捻じ曲げようとすれば余計に悪い方向に変わる…
そう言ってたね、フォルトゥナが」
ハデス「…ごめん、もっと君の力になりたいのだけど…」
あ「いい…いいんだよ」
ハデス「おっと時間だ
大丈夫、活路はあるからひたすら前を向いて走ってね」
あ「…無責任」
ハデス「えっえぇ…ひどい…」
あ「…嘘だって!
じゃあ早く起こしてよねー」
ハデス「のんきだなぁ…まぁそれがAか…
分かったよ!」
・
あ「…っ…ふぁぁ…本当に起こしてくれるとは…」
オレン「わっ、驚いた
突然起きるんだから…
おはよう、A」
あ「オレン…君も不意に現れるよね…」
オレン「僕は…ほら、フラフラしてるから」
あ「(汗)…おっ?」
オレンの体から何かが浮かび上がってきた
それは天使の羽を生やしたラファエルだった
オレンはその衝撃で倒れそうになったため支える
あ「ラファエル?」
ラファエル「しっかし、この惨状…
こりゃ、どこの世界も大混雑であれば
大忙しだ」
あ「まだ帰ってなかったの?
いい加減怒られるどころじゃないと思うんだけど…」
ラファ「え…えーと…ほっほらもう俺帰るから…
怒られるのは確定だな…あーあ…帰るのやっぱやめとく方が…」
あ「帰りなさい。今すぐ」
ラファ「うっ…ユーバのこの感じ
ゴルドでのことを思い出すぜ」
ゴルドでの事…
私が神様から人間に転生しているときに起きた
人間界に住んでいた神様たちの間で起きた悲劇
でも、その引き金は私が作った極彩の珠(エレメント)にある
そのせいで……
ラファエル「体貸してくれてありがとうな、オレン
俺は帰るわ」
オレンは目を開けてると体を起こして手を上げた
ラファエルはそれを見て少し降格を上げると
大きく羽を広げて空高くに飛び上がっていった
見えなくなるほど、早いスピードで
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