検索窓
今日:1 hit、昨日:3 hit、合計:1,003 hit

第516話 私とタミル、私とトーマの話 ページ43

タミル「…うぁぁ…」


あ「タミル」


タミル「わっ!?
A…はぁ…何もかも無くなっちまった…
ユーバには戻れないし…
…敵の奴らって…みんなバラバラなのか…?」


あ「…? 何の事?」


タミル「あっ、ごめん
つまりは…敵の奴らはどんな種族の人がいるのかって…
統一性はないと思うけど…」


あ「…そういえば…シノが種族の覚醒について話していたね」


タミル「あぁ…おそらく、敵もそれを知っている
俺らより早くそれを使いこなしているだろうな…
…よし、くよくよしない!っと!
今できること! やる!
種族の覚醒について、調べてみる! んじゃ!」



あ「…行動が早いな…流石研究者…」





嵐のように去っていったタミル
すれ違いのように過ぎていけばこっちに気づいて
歩いてきた、それは混乱の中
帰ってきたもう一人の優秀な研究所のメンバー





あ「…まだ言ってなかったね
おかえり!」


トーマ「…おう、ただいま…
…こんな中で帰ってくるなんて想像してなかった…
もっと平和なユーバの町に帰りたかったんだけどなぁ」


あ「…ほんとだね
どうだった? 出先は…」


トーマ「…まぁ色々収穫はあった
俺も成長できたしな…」





そういうと腕からにゅるにゅると緑のつたを出した
おぉ…すごい…これも種族の力の一つか…
懐かしいな…エレメントの力の一つに似たようなのがあったっけ…





トーマ「植物族の力だ、
埋込じゃないぞ、雅司さんがシノたちよりも早くに
トライブケースを完成させていた
俺が持ってるこれはその試作品みたいなものだな
にしても…流石親子だな…名前が駄々かぶりだ」


あ「あはは…名前も一緒だったんだ」


トーマ「あぁ、出先のことは
ここが落ち着いてからだな…
きっとユーバには戻れねぇし、ここで仮に生活することになりそうだ
物資が必要だろうし、今こそ、ギルドの出番ってところだな」


シノ「トーマ〜! 悪いんだけど手伝ってちょー」


トーマ「あいつまたか……わかった今行く!
じゃ、またな」


あ「うん〜」





…? 違和感あるな…
心なしか、トーマ……痩せた?
出先で雅司さんにこき使われてたのかな…
それとも、成長するための一歩とか…
後者だろうけど…
さてと…心配なのがもう一人いる…
彼は…親友をなくした彼らは
今、どんな想いなのだろうか……

第517話 私とシブキの話→←第515話 私とヤヨイの話



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 0.0/10 (0 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
1人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:音ちゃ | 作者ホームページ:http:/  
作成日時:2019年9月16日 0時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。