第495話 目覚める者 ページ22
トーマ「呉羽に…シブキ…
ん? なんだか多く足りねぇな?
どこに行ったんだ?」
雅司「研究所の中も無事そうだ
それで、シノ、君たちはこれからどうするんだい?」
タミル「地下通路を通って街の人たちを
町はずれの廃村に避難させようと」
雅司「なるほど、地下の通路は繋がってる…
しかし、地下の通路を通るものはいない
ユーバの政府が通行を禁止にしていた
さて…塞がれていなければいいんだが…」
タミル「! 塞がれていたら通れない…」
トーマ「…ん? おい、シノ
やけに静かだn……っ!?」
トーマがやけに静かだったシノに気づいて
見てみたところ、シノは泣いていた
ギョッとしたトーマは慌てたように
何で泣いてんだ馬鹿! どうしたんだよ!と
シノ「…なんか…こんなこと言う場合じゃないってわかってるけど
やっと昔のメンバーが揃ったなぁって」
トーマ「…はぁ…遅くなって悪かったな」
シノの頭を安心させるかのようにポンッと手を置いた
するとシノは、笑みを浮かべると
頬を気合の射れるかのように叩いた
シノ「よし! 二人ともおかえり!
早速で悪いけど!
どちらか、に分かれて欲しい
誘導するものと、通路の確保」
トーマ「おい、あとのメンバーはどうした」
シノ「Aたちはタワーの脱却に向かってる
戦闘できるメンバーはほぼそっちにいった」
トーマ「なら、誘導も敵が来ると仮定した方がいい
俺が誘導に回る
天道さん。そっちお願いできますか」
雅司「あぁ、任せてくれ
さて、タミルと…」
モッシュ「モッシュだ! 機械族!」
雅司「うん、頼もしいね
さて、行こうか!」
呉羽「トーマと天道さん
正直、心強いです
Aたちも無事だといいんですが…」
トーマ「あのタワーの色、普通じゃない
何しようとしてるんだろうな…
良くないことは明白だ」
呉羽「えぇ…」
・
?「……っ…やられた…」
一人の少女が雨の中倒れた体を起こした
雨に濡れて前髪が濡れて、顔の表情がうかがえない…
?「…足止め…行かなくては…
いや…あいつを…ブツブツ」
何かを呟きながら
中央のタワーを目指して歩き始めた
まだ倒れて意識を失っている仲間を置いて…
・
サジテール「…これでいいでしょう
さぁ! 私の世界を!!」
ドカーン!!と大きな音が鳴り響く
それはタワーの方からで
赤い靄が姿を変えていき、やがては大きな煙の巨人へと姿を変えた
あ「…何…あれ…」
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