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第433話 魂を喰らうもの ページ8

ヤヨイ「……っ
ここはどこだ…うえぇ…さむー」


イセン「…っ」


ヤヨイ「え!? イセン!?
おい、どうしたんだよ! この傷…」


イセン「ヤヨイ…ウルの仲間があなたを凍らせたみたいね…
Aたちが探してるわ…
私は…ウルとの交戦で負けてしまった…」


ヤヨイ「ウルって…あの時カプセルの前にいた…
それより今はここから逃げるから!
抱えるけどいい?」


イセン「構わないわ…お願い…」


ヤヨイ「おっけーい!
さて…逃げることに専念するから寝ててよ!」


イセン「…明るいのね…Aみたい…」


ヤヨイ「…そうだなぁ…昔はこんなに笑うことなかったんだけどさ
Aたちが来てさらに面白くなったから
笑うこと増えたんだよなぁ…
おっと、長話してる場合じゃないな!
行くぜ〜」


イセン「気を付けて…まだ…何人かはいるから…」


ヤヨイ「りょーかい!」




別のある場所ではまた騒ぎが起きていた…
審判を下す神聖な場所で男が高らかに笑っていた
逃げ惑う人たち…その一人一人から
頭から何かが抜き取られる…
笑っていた男はそれを引き寄せると
掴んでから、大きな口を開けて食べた。




「キャー!!」
「逃げろ!」
「おい! あれレーヴェじゃないか?」
「あいつ生きていたんだ!」


レーヴェ「…ふぅ…これで199…」


「そこで止まれ!
魂を喰らって何をするつもりだ、レーヴェ!」


あ「!!」


時雨「なんだこれ…! おい! 起きろ!」


十八「…だめだ、皆魂を抜かれてる…
おい! 魂を喰らうなんて異常だろうが…」


閻魔「レーヴェ!!
今更ここに何の用だ!!
何年も顔を見せぬと思っていたが
ついに現れたと思えば魂を喰らうなど!!」


レーヴェ「…うるせぇな、親父
お前と話すことも何もねぇな!
あと、そこの兵士の魂で200!!」


「ぐあっ…あっ…!!」


あ「レーヴェ! 何をしようとしてるわけ!」


レーヴェ「…地獄の釜を開けるのさ」


閻魔「!!」


十八「はぁ!? ふざけんな!
そんなことしたら、死者が出てくる!」


レーヴェ「知ったことか!
俺はその中に用があんだよ!」




レーヴェは審判台を蹴り飛ばすと
その足元にあった何かを踏んづけた
すると、奥にあったカーテンが開いていく
大きな黒い釜…それはやがて足元以上に下がると
ゆっくりと蓋を開けた
すると押し開くように釜から大量の黒い渦が巻き起こる…!




あ「っ…!」


時雨「…なんだよ…これ…
出てきてるってことか…?」

第434話 蘇りし者→←第432話 イセンVSウル



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作者名:桜音羽 | 作者ホームページ:http:/  
作成日時:2019年3月9日 1時

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