【オリジナル】アースラルジュ１０ (ページ6)

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第４３１話　二人がクロだってなっ！！ページ6

あ「…ヤヨイが消えた？」

時雨「…やられたってことか？」

「残っていたのは雪と水だけ…で
それともう一つ見つけました
何かのメモだと思われます」

ユティ「どれ……レーヴェ？ウ…ル…？
おい、ウルってさっきの予言者じゃないか」

時雨「レーヴェって誰だよ？」

閻魔「……息子だ」

あ「え？」

閻魔「私の息子だ、レーヴェ…もとは次郎助(じろすけ)という
あいつは…この仕事を嫌い、去っていった
そして、悪いことばかりしていた
てっきりもう、この冥界にはいないと思っていたが…」

時雨「…息子の名前とウルが組んでるってことだな
それにこのメモの字はヤヨイのだ
あいつはきっと伝えたかったんだと思う
この二人がクロだってなっ！」

閻魔「…ウル様も…」

あ「…ウルに直接聞こう
何かしら知っているはずだよ
言い訳はするかもしれないけどね」

時雨「へぇ、言い訳ねぇ…
ヤヨイはウルに会ってないんだぜ
法廷の時もヤヨイはいなかったからな」

あ「そのヤヨイがウルとレーヴェを知っている
確かに矛盾するね」

時雨「おい、ウルはどこにいる？」

「今、モニターチェックします！」

あ「行こう時雨、自分たちでも探す」

時雨「あいよー」

別の廊下では、捜索されているウルと
目の前には彼岸族イセンの姿があった
目が合う両者、顔をゆがめたのはイセンだった

イセン「…ウル…私あなたが嫌いだった
昔のこと覚えてる？
同じ鎌の試験の時、あんたは…私の鎌に細工したわよね…
おかげで私は鎌の試験に落ちた」

ウル「…ふふふ…あはは！！
今更何を言うかと思えばそんなこと…
落ちたのは貴方で勝ったのは私
それだけの事でしょ」

イセン「あなたのせいで私は落ちた
実力は確かにあなたよりあったのに…
それを今からここで証明するのよ！！」

天井から突然として振ってきた鎌
イセンの鎌はどことなく赤く見える
それはイセンの鎌は魔道具の力が籠っているからだ
鎌を振るえば炎を巻き起こす
つまりは鎌にはフレイが込めれられいる
だから炎を巻き起こせる
鎌の試験では自分の鎌は使用できない
普通の鎌を渡されて行う

ウル「…へぇ…赤い鎌…彼岸族って感じがしていいわね
まるで、彼岸花だわ」

イセン「早く鎌を出しなさい
私は貴方としゃべっている暇はないわ
ヤヨイはどこかしら」

ウル「あら、いないの？
私は知らないわ、会ったけど、撒かれちゃったもの」