【オリジナル】アースラルジュ１０ (ページ48)

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第４７３話　星座に準えた名前ページ48

ナユタ「それから、狐族のことを本で知った時驚いた
水が苦手なんだって
子供だった俺をそんな苦手な水の所から助けてくれた…
恩義しかない…俺は助けてもらえなかったらおぼれて死んでいた」

あ「…良い人…だったんだね」

ナユタ「今その人どこにいるか分からないけど…
もし会えたら、あの時の礼を言いたいんだよね…
それで、憧れて狐族を埋めさせてもらった
おっ、明るくなってきたな～」

あ「本当だ、そろそろ皆起きてくる時間だ」

ナユタ「戻るかー」

あ「…あ…ナユタ、力の事なんだけど…」

ナユタ「あぁ、それ？
…持っててくれていいよ
思えば、狐族の力でもAの役に立てるかもしれない
いや…役に立ててほしい
少なくとも俺よりはきっと使いこなしてくれると思うから」

あ「…じゃあ有難く」

・

琥珀「またね～！」

トロイ「お元気で～！」

ホーク「…今度、また何か買ってきてやる
土産物でもな」

トロイ「っ！ありがとうございますっス！」

こうして、狐族の都、ルナートを後にした
敵である、双子「テンマ」と「アマネ」は
おそらく、星座になぞらえて考えると
双子座の「ジェミニ」ではないかと考えた
そして、乙女座「ヴェルジネ」

彼らは幹部なのだろうか…
サソリ座「スコーピオ」
牡羊座「エアリーズ」
獅子座「レーヴェ」
双子座「ジェミニ」
乙女座「ヴェルジネ」

星座は１２座、つまりあと７人いるということだ
５人とも…撃退には至ったけど
捕えることも情報を聞き出すこともままならなかった…
正直、強かった…
種族の力を貸してもらっても
自分自身が能力を上げなければ使いこなせない…

あ「…力をつけるべきってこと…？」

琥珀「？どうしたの？」

あ「え…ううん、なんでもない
どう？ユーバは見えた？」

琥珀「まだまだ！
ルナートから遠いんだからユーバって…」

ナユタ「……」

あ「…(あぁ、寝てたのか…早かったからなぁ…)」

琥珀「…ねぇA
敵の奴らって何人いるんだろうね？
プロメタにいた時の妖怪たちぐらいいるのかな？」

あ「…もっといると思うよ
きっと種族持ちが沢山…
どのくらいの規模であるかどうかすら把握できていないんだから
おそらく…１０００人以上はいると思う」

琥珀「せっ千人！？」

「お客様、車内ではお静かに」

琥珀「あっ、ごめんなさい…
それ…本当に言ってる…？」