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第442話 相容れない、人と神 ページ17

あ「ありがとう、助かる」


ルシ「気にすんな
今、お前が元気そうでよかった
……ここをくぐってけ、そしたら出れる」


あ「ルシファー、また会える?」


ルシ「…馬鹿だな、ミルカーナ
俺は人間じゃない、神様なんだ
死後の世界であるここにはお前はまだ来ちゃいけない」




トンッと背中を押されると中へと入った
ユティも礼を言ってそれに続いていく
ルシファーはそれが閉まるのを見た後溜息を吐いた




?「…行ったのかい?」


ルシ「…おう、行ったな
なぁ、なんでだ
あいつが今一番会いたいのは俺じゃなくて
あんただろ、ハデス」


ハデス「…そう…かもね
でも、だめだ
僕と彼女はもう、相容れないんだ
人間になった彼女と神様である僕との恋は一生を遂げたんだ」


ルシ「だからって、人間となった彼女に
別の男ができて恵まれたとしてもお前は…それでいいのかよ…」


ハデス「…あっあぁ…全然…僕は……うぅぅー…」


ルシ「だぁー!? 泣くな!?
お前魔王だろうが! めそめそすんな!
恋っての本当に人を変えちまいやがる…」


ハデス「ズビビ…
ルシだって好きだったのしってるんだからな!」


ルシ「ギクッ!?
ばっ馬鹿か!! 俺は吹っ切れてる!!」


ハデス「じゃあ僕だけかー…ミルカーナ〜…」


ルシ「…ったく…(ここにいればいいなんて言えるかっての…)」





一方…時は少し戻って
ヤヨイ、十八は……




ヤヨイ「…! あったぁ!
これで完成だ!」


十八「うあ!? 終わったか〜…?
寝ちまった…」


ヤヨイ「待たせたな!
これでウルと対抗できるはずだ!」




そう言って見せてきたのは
二つの剣だった、さっきまでそんなの持ってなかっただろ
聞いたところ、難しい話をされてほっとんど聞いてなかったが
要するにはすげぇ、魔道具らしい




ヤヨイ「〜〜〜であるからして!
……って聞いてねぇだろ笑」


十八「あ!? いやいや、聞いてたし!」


ヤヨイ「…赤と青の剣
レッドカーストとブルーカースト
それぞれには火の魔力、氷の魔力が込めれられてる」


十八「ほほー」


ヤヨイ「レッドカーストは切れば何でも燃やす
ブルーカーストは切れば全部凍るのさ」


十八「…お前自身それが使えるのか?
なんでそんなに逃げ腰なんだよ
強そうな魔道具もってるくせにさ」


ヤヨイ「戦いは好まないだけだって!
ただ、大切なものが危険な目に合う戦いに背を向けはしねぇ!
守るための戦いには俺は賛同だ」


十八「かっこいいこって…」

第443話 ヤヨイ&十八VSウル→←第441話 何年振りか



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作者名:桜音羽 | 作者ホームページ:http:/  
作成日時:2019年3月9日 1時

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