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正門side
西野 「え…なんでっ…なんでそんなこと言うん…？着替え忘れたから？寝ちゃってたから？」
Aは泣きそうなのを堪えながら必死に大吾にそう訴えた
楽屋は静まり返った…
西野 「っ…もぉ絶対寝えへんからっ！忘れ物だってしいひんからっ…」
西畑 「…違う、忘れ物とか寝たとかそんなんじゃなくて、これ以上無理して欲しくない。部活の方も今忙しいんやろ…？朝練も始まったんやろ？無理して体壊したらどうするん…？」
西野 「っ…っ……でもっ…」
西畑 「俺らも最近Aに頼りすぎてたところがあるから、これを機にちゃんと自分達の力で頑張ってみる。もうすぐ新しい後輩達も入ってくるし、大変なこともあると思うけど、今の俺らで出来るところまでやってみる。」
室 「A、大会が終わって、落ち着いたら戻っておいで。いつでも待ってるから…！」
大西 「僕も先輩なるから頑張るっ…やから…Aちゃんも部活頑張って！」
しばらく沈黙が続いた
Aはゆっくり俺らの方を見て
西野 「…わかった。大ちゃん…みんなっ…ありがとう」
そう言った。
堪えきれへんくなったAは大粒の涙を流しながら
西野 「…もぉっ！みんなこっち見んといてっ！あっち行ってっ！！」
って隣にいた大吾の胸の中に飛び込んだ。
大吾は大泣きしてるAの頭を優しく撫でながら
いつもありがとうなって優しく抱きしめてた。
それを見てたらみんなもらい泣きしてしまって
次々に大吾とAにくっつきに行くから
もう楽屋はおしくらまんじゅう状態。笑
俺と龍太くんが
「お〜い、それ、大吾とAが潰れるぞ〜」
って笑い合ってたら
楽屋に桜庭さんが入ってきて、
桜庭 「えっ…！きもっ…！なにこの状況！」
ってドン引きしてた笑
向井 「だってぇ…こんなん…泣いてまうに決まってるやんっ…！」
桜庭 「……あのさ、みんなで感動物語繰り広げてるとこ申し訳ないねんけどさ、最後に集合写真のカットあるねんけど…」
って言うからからみんな大慌てで涙拭いて撮影に向かった。笑
この日から3ヶ月間
Aはお休みすることになった。
みんなちょっと、いや、だいぶ寂しそうやったけど
もう会えへんわけじゃないし
ますます頑張らなな！
ってみんなで誓い合った
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作者名：さくら | 作成日時：2020年11月5日 10時
