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末澤side ページ21
末澤side
振付師 「今回はこのメンバーで行く」
はぁ…
何回この感じ味わったら良いんやろ
自分より後に入った後輩の後ろで踊る。
この世界ではよくあること。
そう言われたらそこまでやねんけど
どうしても割り切れへん自分がいる
…クソっ！
そう思って壁に八つ当たりしてみたりしたけど
自分の手がジンジン痛むだけ
はぁ、もう疲れたな…
そう思ってレッスン室の壁にもたれて座ってたら
西野 「おつかれさま」
Aがスポーツドリンクを渡してくれた。
西野 「ここいい？」
って俺の横を見てゆうから
うん、としか言えへんかった。
「「……」」
末澤 「…え、なんか用があるから来たんじゃないの？」
あまりにも沈黙が続くから俺から聞いてしまった
西野 「べつになんもないよ、たまには誠也くんの横に座ってみよっかなって思っただけ」
うそつけ…
今はなにきんのみんなが収録してる時間。
ほんまやったらAはそこにいるはず。
そう思ったら自然と言葉が出た
末澤 「俺さ…そろそろかなって思ってる」
西野 「…じゃあさ…最後にって言ったらあれやけど、一発歌ってみよか」
…え？いまなんて…？
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作者名：さくら | 作成日時：2020年11月5日 10時
