世界観 ページ1
.
言わずと知れた名門魔導士養成学校、セレクティド・シングズ・アカデミーの本館には『相談箱』が設置されている。相談箱とは言っても、学校への要望などを書き込む、皆もよく知るあれではない。その相談箱はセレクティド・シングズ・アカデミーの部活動のひとつ、探偵部への依頼を書いて入れておくためのものである。
依頼内容は基本なんでもいい。大事にしていたペンがどこかへ消えてしまった、明日提出の課題に少しも手をつけていないなど、エトセトラ。部長、副部長、もしくは部員の興味を引くことができれば、どんなことでもしてくれる。けれど、彼らが待っているのはそんなちっぽけな依頼ではない。そう、彼らは魔法という便利な力をもってしても解決することのできない不可解な事件『不思議事件』に関係する依頼を心待ちにしているのだ!
まだ見ぬ不思議事件を求めて、探偵部部長は今日も相談箱を覗き込む。一枚一枚、丁寧に目を通していき、最後の一枚を終えたところでその紙全てを空中へ放り投げる。
「あーぁ!つまんないの」
空中でヒラリヒラリと舞っていた紙は緑色の光に包まれたかと思えば、瞬く間に部長が肩からかけているバッグの中へ収まっていく。つまらないからと言って、依頼を放置するわけにはいかない。部長は今日もまた、気乗りしない依頼を解決するため、部室へと向かうのであった。
「誰か……っ!誰か来て!人が倒れてるのっ!」
――前言撤回、つまらない依頼などどうだっていい。不思議事件あるところに我ありだ。
「今行きまぁーす!」
これは『探偵部』に所属する魔導士の卵達が笑いあり、涙あり、ホラーありで『不思議事件』を解決していくお話。
5人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
宵城(プロフ) - キャラページ変更しました。確認お願いします。https://uranai.nosv.org/u.php/novel/aymyg37306/ (2020年7月2日 12時) (レス) id: a475b3cb6a (このIDを非表示/違反報告)
花ノ野(プロフ) - テンプレート完成しました。お手隙の際にご確認頂けましたら幸いです。『https://uranai.nosv.org/u.php/hp/dtvfthhy8j4/』 (2020年6月1日 16時) (レス) id: 4778f416c7 (このIDを非表示/違反報告)
桐島(プロフ) - 宵城さん» 遅くなってしまい申し訳ございません。確認しました、素敵なキャラをありがとうございます!関係および派生作品の作成へお進みください! (2020年6月1日 16時) (レス) id: cd286c78d5 (このIDを非表示/違反報告)
宵城(プロフ) - 完成しました。確認の方をよろしくお願いします。https://uranai.nosv.org/u.php/hp/aymyg37306/ (2020年6月1日 2時) (レス) id: 86cdc32a6d (このIDを非表示/違反報告)
桐島(プロフ) - あいすさん» 確認致しました。素敵なキャラをありがとうございます!関係および派生作品の作成へお進みください! (2020年5月29日 21時) (レス) id: cd286c78d5 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:桐島 | 作成日時:2020年5月28日 16時