あそこんチのお二人。その弐

＊5＊　あなたside ページ5

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A｢はぁ…良かったね…｣



｢ありがとうございます
実は私もまだ、頭がついていって
ないと言うか…｣



A｢そうだよね(笑)
昨日こそ、諦めようかって
話してたのにね？｣



｢はい(笑)｣




キッチンで朝食を用意しつつ
もちろんチャンミンの話で盛り上がる




・




・




｢でも…｣



A｢ん？｣



｢朝…手を繋いで貰ったとき
なんだか…今までの関係とは
違ってきたんだなって…
心臓がバクバクなりながら、
そんな風に思ったんです…｣




嬉しそうに…はにかんだように俯く




わぁ…



こっちまでドキドキしてくる



ピュアで…可愛いなって



二人は今日から始まっていくんだなって。



・




A｢私は…なんの役にも
立てないんだけど…

話を聞くくらいなら出来るから。
何かあって思い詰めちゃう前に
相談して？ね？｣




私は



私の時は誰にも相談出来なかった



相手がジェジュンって言うのもあって
友達にも。




だから、夏さんに出会えて
ジェジュンとのことを知ってくれている人が
出来たとき




やっぱり 嬉しかった



今思えば、ジェジュンがそう出来るように
してくれたように思う




・




｢Aさんは…強いって…｣




A｢え…？｣




｢チャンミンがいつも言ってました。
ヌナは強いんだって。
ジェジュンさんの奥さんの話になると
そう言ってたんです｣




A｢そう…なんだ｣




｢最初は意味が分からなかったんですけど…
実際、お会いして分かった気がします｣




微笑む





・





チャンミンの前では弱い自分も
たくさん見せた



北海道に来てくれた時は
あの温かい手に救われた




なのに




そんな風に思ってくれていたなんて



はぁ…




喉の奥がきゅっと痛かった




・

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