あそこんチのお二人。

＊30＊　あなたside ページ30

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ふぅ…



手を洗い、鏡に映る自分を見る



あ〜…肌荒れ



最近は寝不足でもあるし、
そのせいかなぁ


化粧してこれって…ヤバイ



というか、肌荒れの上に化粧するから
さらに悪循環…？



絶対、ジェジュンのほうが
肌が綺麗だな…



・



思いっきり女としての自信を喪失し
トイレから出る



・



ドン！！



え？



え？




一瞬、何が起きたか
状況が把握出来ない



・




｢…すみません！！
大丈夫ですか！？｣




その声で、初めて自分が
しりもちをついていることに気付いた



目の前にいるのは
機材を抱えたスタッフさんらしき人




あ



ぶつかったんだ




どうやら出会い頭に
衝突したらしい




A｢あ…大丈夫です！｣




そう言い、立ち上がろうと
するもののぶつかった脇腹と
しりもちの時にぶつけたであろう…



お尻が痛い〜…




これは恥ずかしくて言えず
必死で立ち上がろうとすると




｢Aさん！！！！｣



スタッフさんよりも
青い顔をした南ちゃんが駆け寄ってきた




・




｢嘘…嘘…やだ…大丈夫ですか！？｣




すでにあと一回瞬きでもしようものなら
涙が落ちちゃうんじゃないかっていうくらい
大きな瞳はウルウルだった。




・

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