３４ 8年前 ページ40
天馬side
天「何してんだ？んん？」
あの場所に行くと、楓がいた。
楓は突然現れた俺にびっくりしてるようで、「て、天馬！？」と声をあげている。
楓「何しているんですか！？」
天「それはこっちの台詞だ。お前よくここ知ってるな。なかなかいねえぞ？」
と言いながら楓に近づき、草原に座ると、楓も俺の隣に座った。
内心嬉しいと思っていることを隠してる。…なんて、口が裂けても言えねぇ。
相変わらずこいつは可愛く、夕日が当たっている部分が綺麗に輝いて見える。
天「んで、なんでお前はここにいるんだ？んん？」
さっきの質問の返事を聞いてねえから、楓に訊いてみる。
あと、制服だから…学校帰りか…？
楓「えっと…私、ここに思い出がありまして…」
照れくさそうにしながら、少しだけの返事を返された。
天「…聞いてもいいか？」
なぜか気になった。
だからそのまま言ってみると、「別に構いませんが…」と言いながら思い出を語ろうとしていた。
楓「8年前、私はここで、男の子に出会いました。」
思い出の始まりはこうだった。
俺と一緒だ。8年前に、俺も1人の少女と出会った。
そいつが俺の、初めて恋した相手だった。
楓「その人と毎日ここで会って、色々おしゃべりしていたんです。…という思い出です。」
……ん？待てよ。
今気づいたが、楓がそいつに「ここ」で会ったなら、俺と全く一緒だ。楓の思い出は。
天「…なあ、そいつと最後に会ったのいつだ？」
俺が最後に少女に会った日を覚えてるから、一応聞いてみる。
楓は不思議そうな顔をしながら俺の質問に答えようとしてくれる。
楓「確か…4月27日です。」
楓はそう答えた。
一緒だ。
これは偶然じゃない。
もしかすると…
チャラッ
音がして、楓の方を見ると、「大切なもの」らしいネックレスが見えた。
そうだ…あいつもこれと同じネックレスをつけてた。
だったらこいつは……8年前、俺が好きだった奴だ。
天「楓。」
気付けば俺は、名前を呼び、こっちに顔を向けた楓の唇に
自分の唇を重ねた。
もう後戻りはできねぇ。
だが、例え違くても、俺が今好きなのは
楓だ。
- 金 運: ★☆☆☆☆
- 恋愛運: ★★★☆☆
- 健康運: ★★★★★
- 全体運: ★★★☆☆
ラッキーアイテム
革ベルト
ラッキーカラー
あずきいろ
おみくじ
おみくじ結果は「末凶」でした！
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 47人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
徒花 - きぁぁぁぁあ！素敵ぃぃぃ！ (2019年3月20日 19時) (
レス) id: 5d280f12f7 (このIDを非表示/違反報告)
三色団子 - 私も天馬推しですお (2018年9月15日 11時) (レス) id: 6c36e23e0e (このIDを非表示/違反報告)
梨羅 - みたらし団子バカさん» あ、でも作るのが遅くなりそうです。ごめんなさい。 (2018年3月12日 17時) (レス) id: eea179ec59 (このIDを非表示/違反報告)
梨羅 - みたらし団子バカさん» 了解しました！リクエストありがとうございます！『姫と貴人の恋物語 〈参〉』の方に書かせていただきますね。 (2018年3月12日 16時) (レス) id: eea179ec59 (このIDを非表示/違反報告)
みたらし団子バカ - 双星キャラのポッキーゲームが見たいっス(^o^） (2018年3月9日 21時) (レス) id: b72e644e8b (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
