26 約束 ページ29
楓「天馬が、なぜここに…!?」
天「変態メガネ男に頼まれた。トリ丸も帰ったみてーしよ。」
と言いながら私の隣に座る。
一応彼は十二天将…。これを見られたら、私に友達ができるのが遠くなってしまう…
そう考え、天馬から離れる。
天「…なんで離れる。」
楓「貴方といると私に友達ができなさそうなので。」
しかし天馬はむすっとし、私との距離を詰める。
また私が離れて、天馬が近づいてくるの繰り返し。
それが数分続き、
ガシッ
とうとう天馬に手首をつかまれた。
天「これで逃げられねえぜ?」
怪しい笑みを見せる。
楓(はぁ…もう、諦めましょう…)
素直に天馬に元居たところに戻される。
天「んん?なんだこれ。」
ベンチにもう1度座ると、天馬が聞いてきたのは私が持ってきた和菓子。
楓「ああ、それ、和菓子です。昨日買ってきたんですが、余ってしまって…」
天「ふーん。…んじゃ、俺が食っていいか?」
楓「構いませんが…」
そういうと天馬は箱を開け、みたらし団子見つけると、「おっ、みたらし団子あんじゃねーか」と
嬉しそうに箱から取り出した。
楓(幸せそうに食べますね…)
みたらし団子を食べる天馬を見てそう思う。
私には、こんな幸せそうな顔になること…できるのでしょうか……
悩んでいる私に「ほれ」という声とともにみたらし団子が目の前に現れた。
天「お前も食え。」
天馬が私にみたらし団子を渡そうとする。
受け取らずに黙っていると、
天「…約束。」
楓(?)
天「お前が言ったんだろ?「また一緒にみたらし団子食べよう」ってな。」
楓「覚えていたんですか…?」
天「まあな。お前と初めて交わした約束だしな。
……あんな笑顔で言われたら忘れるわけねぇだろ。(ボソッ」
楓(?)
最後の方はよく聞こえなかったけど、そんなこと言ってもらえて嬉しかった。
楓「ありがとうございます。ありがたくいただきます。」
天馬からみたらし団子を受け取って、1口食べた。
楓「……美味しい…」
思わず言葉がこぼれた。和菓子の中で1番好きになるかもしれない。
楓(ありがとう。天馬)
あえて本人には言わないで心の中で言うことにした。
キーンコーンカーンコーン
予鈴が鳴り、昼休みが終わる合図。
楓「…天馬、そろそろ行きますね。」
天「ああ。頑張れよ。」
楓「はい!ではこれで。」
教室に向かうため、天馬とは別れた。
なぜか昼休みが長く感じた。
ちなみに、結局お弁当は食べれなかった。
- 金 運: ★☆☆☆☆
- 恋愛運: ★★★☆☆
- 健康運: ★★★★★
- 全体運: ★★★☆☆
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徒花 - きぁぁぁぁあ!素敵ぃぃぃ! (2019年3月20日 19時) (レス) id: 5d280f12f7 (このIDを非表示/違反報告)
三色団子 - 私も天馬推しですお (2018年9月15日 11時) (レス) id: 6c36e23e0e (このIDを非表示/違反報告)
梨羅 - みたらし団子バカさん» あ、でも作るのが遅くなりそうです。ごめんなさい。 (2018年3月12日 17時) (レス) id: eea179ec59 (このIDを非表示/違反報告)
梨羅 - みたらし団子バカさん» 了解しました!リクエストありがとうございます!『姫と貴人の恋物語 〈参〉』の方に書かせていただきますね。 (2018年3月12日 16時) (レス) id: eea179ec59 (このIDを非表示/違反報告)
みたらし団子バカ - 双星キャラのポッキーゲームが見たいっス(^o^) (2018年3月9日 21時) (レス) id: b72e644e8b (このIDを非表示/違反報告)
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