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17  気になる人 ページ20

楓side

帰ろうとすると、天馬が「送ってやる」と言い出したので、今は天馬と一緒にいる。

みたらし団子を持ちながら。

天「いっつもここを通ってるのか?」

霜菖院家がある丘に通じる道を歩きながら、天馬が聞いてきた。

楓「はい。ここからではないと、霜菖院家に行けないんです。」

ここで会話が終了。私がバッサリと会話を切ってしまった…

気まずい空気が流れている。

楓(何か会話が続くもの……)

必死に探していたが、その空気をやぶったのは天馬だった。

「なあ…」と話かけてくる。

楓「どうしました?」

天「…お前って…好きなやつとかいんのか?」

楓「……はい?」

いきなり話が飛んだとは思ったけど、それよりもさっきの質問の方が気になる。

楓「なぜその話に…?」

天「気になったからだ!」

楓「気にならなくて良いです‼」

すばる様と鈩様にも同じようなことを聞かれた。十二天将の皆様は恋…とか好きなんだろうか。

天「で、どうなんだ?んん?」

楓「…いませんよ。好きな人は。というか、どうして天馬は、私のそんな事が気になるんですか?」

天「それは……」

聞いてみると、天馬は黙ってしまった。

楓「言いたくないなら、無理して言わなくていいです。私は気にならないので。」

そんな会話をしていると、いつの間にか霜菖院家に到着した。


楓「ここまで送って頂き、ありがとうございます。天馬。」

天「大したことじゃねーよ。じゃあな、楓。」

後ろを向き、鸕宮家に帰ろうとする。


楓「天馬‼」

気付けば、私は天馬を呼び止めていた。

なぜか…行ってほしくなかった。

もう少し、一緒にいたい。

そんな気持ちになった。

楓「……また……みたらし団子、一緒に食べましょう‼」

呼び止めた理由もなく、さっき考えていたことを言葉にしていた。

こんな理由で呼び止めたから…呆れているなぁ……

天「ああ、いいぜ。また一緒に食おうな‼」

と、天馬はにかっと笑った。


この時、胸がキュッと締め付けられる感じがした。

彼の笑った顔が、いいと思った。

楓「はい‼」

その笑顔を見ると、私も自然に笑顔になった。


〈自分の部屋〉

天馬が帰った後、自分の部屋で

楓(なんで私…天馬を呼び止めたのでしょう…?)

と疑問を抱いていた。

楓(というか、呼び方が楓になってたし…)

少し、名前で呼ばれたことを嬉しく思えた。


そして気付いた。


好きな人はいないけど、気になる人はできたかもしれない。と。

18  青陽院→←謝罪とちょっとしたお礼


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徒花 - きぁぁぁぁあ!素敵ぃぃぃ! (2019年3月20日 19時) (レス) id: 5d280f12f7 (このIDを非表示/違反報告)
三色団子 - 私も天馬推しですお (2018年9月15日 11時) (レス) id: 6c36e23e0e (このIDを非表示/違反報告)
梨羅 - みたらし団子バカさん» あ、でも作るのが遅くなりそうです。ごめんなさい。 (2018年3月12日 17時) (レス) id: eea179ec59 (このIDを非表示/違反報告)
梨羅 - みたらし団子バカさん» 了解しました!リクエストありがとうございます!『姫と貴人の恋物語 〈参〉』の方に書かせていただきますね。 (2018年3月12日 16時) (レス) id: eea179ec59 (このIDを非表示/違反報告)
みたらし団子バカ - 双星キャラのポッキーゲームが見たいっス(^o^) (2018年3月9日 21時) (レス) id: b72e644e8b (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:梨羅 | 作者ホームページ:http  
作成日時:2017年10月5日 7時

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