大嫌いって言わないで

・・・２ ページ31

兄「Aは、兄貴の俺からみても頑固だよ。

昔から欲しいおもちゃはどんな手を使ってでも買ってもらってたっけ〜(笑)」
↑
懐かしいおもひで。

比与太「・・・。」

兄「男だってそうだよ。妥協しないんだ。

別に良い男ってわけじゃなくて、あいつが自分の基準で認めた男じゃないと付き合わない。


だからな？Aが付き合った男は、今まで一人」

比与太「一人・・だけ？」

兄「あぁ。それも、大学の頃に。

彼氏は一つ上で、将来の自分の夢を叶えるために海外に行くことになって。

Aから身を引いたんだよ」



Aさん。。。

大変だったねぇ〜。。。( ;∀;)ｼｸｼｸ



比与太「Aちゃんの方から・・・？」

兄「うん。その時のAは・・なんだか可哀想だったなぁ〜・・。

いっつも目を腫らして、それでも無理して笑ってさぁ」

比与太「Aちゃん・・」

兄「A、俺が言うのもなんだけど。結構カワイイだろ？」

比与太「はいっ！カワイイっすっ！！」

兄「言い寄ってくる男も結構いるんだよ〜」

比与太「そうっすよね。。。」

兄「その度に、あんな感じ(笑)」

比与太「そうなんですか・・・？」

兄「うん(笑)だから、逆ギレするやつもいたりして」

比与太「えぇっ！？」

兄「その度に俺がこう〜。一発！・・・なっ？」

比与太「。。。(ゾゾゾ〜)」

兄「でもさ、俺にはたった一人の可愛い妹なんだよ。

あんな頑固で口が悪い妹でも(笑)」

比与太「先輩・・・」

兄「なんか・・・ごめんな？俺の妹が」

比与太「っ！？いやいやいやいやっ！！先輩にそんな風に言われるとっ」

兄「だからさっ、他のヤツ。あたってくれよ。な？」

比与太「っ・・・」




お兄さん。

比与太の味方なのか、そうでないのか。。。


でも、比与太

なんだか抜けていったタマシイが戻ってきたみたいですよ？



比与太「やっぱ・・・俺、ダメです」

兄「比与太？」

比与太「好きです。Aちゃんが。どうしようもなく」

兄「・・・。」

比与太「好きなんです。Aちゃんが」

兄「・・・そうか」

比与太「先輩の話聞いて再確認しました。・・・諦めません、俺。

だから・・・もう、適当な恋愛はしません。Aちゃんに認めてもらえるまで

頑張りますから、俺」

兄「っふ(笑)お前も変わってんな？まぁ、頑張れよ」

比与太「はいっ！いっただきますっ！」


比与太、復活！

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