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閉館近くの図書館には、子供の姿はもう無く
人の気配もありません。
Aさんと彼女は小さな声で話を続けていました。
｢お付き合いされている方はいるんですか？｣
浜辺｢私、モテないんです。彼氏はここに勤めだしてから出来たことないんですよ｣
｢うそ！本当ですか？｣
浜辺｢あはは……。出会いもないですし、私地味だし｣
なんとなく彼女の情報が少しずつ聞け出せて
Aさんはこのタイミングで切り出しました。
｢だったら、是非浜辺さんに会って欲しい人がいて｣
Aさんのその言葉に、彼女は一瞬戸惑うような表情を見せました。
｢私のお友達なんですけど、あなたにずっと片想いをしている人がいるんです｣
彼女にそう告げると、彼女は驚いたように固まってしまいました。
｢気持ちだけでも聞いてくれたらと思って……。
お願いします。お仕事終わったら時間いただけますでしょうか！｣
Aさんが深く頭を下げてお願いすると
彼女は困ったように言葉を詰まらせました。
Aさんが頭を上げ、彼女へと真っ直ぐに視線を向けると
彼女はまだ返事を言いあぐねています。
｢お願いします。少しで良いので。
嫌なら直ぐ断ってくれても構いません。
でも、彼はとても真面目にあなたのことを好きなんです。お願いします！｣
２度目のAさんのお願いに、彼女は渋々返事をしました。
浜辺｢……わ、わかりました。｣
するとAさん、頭を上げるとぱぁーっと笑顔になり
彼女の手を両手で握りました。
｢ありがとうございますっ！浜辺さん！嬉しいっ！｣
あまりのAさんの嬉しそうな笑顔に、彼女も少し表情がほどけていきました。
｢浜辺さんが終わるのを外で待っています！
私もそこで待っているのでよろしくお願いします！｣
浜辺｢は、はい。｣
｢肉の本、借りていきます！ありがとうございますっ！じゃあ！あとで！｣
浜辺｢は、はい｣
Aさんの満面の笑みに、彼女も警戒はなくなっていったようです。
Aさんはカウンターで肉の本を借りると、外にいる二人のもとへと向かいました。
｢銀次くーん！｣
銀次｢あ！Aちゃん！｣
｢OK！OK！話し聞いてくれるって！｣
銀次｢マッ！マージーッ！？｣
ハイタッチで喜ぶAさんと銀次くん
その様子を見て胸を撫で下ろす比与太でした。
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alexis(プロフ) - 裕さん» 類ともなんでしょうか？？(^^*) (2021年1月27日 23時) (
レス) id: 25d3b6e52c (このIDを非表示/違反報告)
裕(プロフ) - alexisさん» 宜しくお願いします！ (2021年1月26日 15時) (レス) id: 266230131b (このIDを非表示/違反報告)
alexis(プロフ) - 裕さん» ピーちゃん！やったね！高いハードルをまた超えました！！裕さま、こちらでもよろしくお願いいたします！ (2021年1月21日 7時) (レス) id: 25d3b6e52c (このIDを非表示/違反報告)
裕(プロフ) - alexisさん» ヤーマダ。何気におっちょこちょいキャラw (2021年1月19日 15時) (レス) id: 266230131b (このIDを非表示/違反報告)
alexis(プロフ) - 裕さん» パイセン、素敵です！……胸もデカいし……て、え？ ヤーマダくん、頑張ってレベルアップ！ (2020年12月30日 0時) (レス) id: 25d3b6e52c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：裕
| 作者ホームページ：http://id29.fm-p.jp/279/jjhh/
作成日時：2020年6月23日 15時
