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「あはは。実は今、隣にいるの」

母『そうだったの〜(笑)』


こんな時間に男を部屋に入れているAさんに、怒る気配のないお母さん


比与太は少し拍子抜けしてしまいました。


「でね、今度彼がお母さんとお父さんに会いたいんだって。

時間作ってくれる?」


Aさんがそう話すと、お母さんは『まぁ!』と嬉しそうな声を出しました。


母『作る作る!お父さんに言っとくわ!』

「ありがと。お願いね」


『じゃあ』とAさんが電話を切ろうとすると、電話の向こうのお母さんはそれを止めて言いました。


母『ねぇっ?Aっ?』

「あ、ん?」

母『ちょっと彼氏電話に出して?』

比与太「ええっ!?ッは!」


お母さんの言葉に驚きを隠せない比与太

ですが、Aさんはあっらかんと比与太を電話に出します。


「んー。良いよー。はい」


豚バラの塊肉を持つ比与太の耳にスマホを当ててあげたAさん


正座をして姿勢を正した比与太は、声が裏返りながらAさんのお母さんと電話で話し始めました。


比与太「キョ!こんばんわ!はっ!はじめましてっ!

ワタクシ!Aさんとお付き合いをさせていただいておりますっ平原比与太と申すものでございますっ!」


ガチガチに緊張した面持ちの比与太にウケながら

その様子を黙って聞いているAさん。


母『あはは(笑)はじめましてぇ。Aの母です。

いつもAがお世話になっております。』

比与太「そっ!そんなっ!お世話になっているのは僕の方でっ!!」

母『駆の後輩って聞いてます。もしかして、その繋がりでAと?』

比与太「あぁ!いえっ!……あっ!はいっ!そうですっ!その繋がりでございますっ!」


バッチリ嘘こいた比与太に、クスクスと笑っているAさん

スマホを持つ手がプルプルと震えます。


母『ふふふっ(笑)Aの彼氏なんて、大変でしょ?』

比与太「いえっ!毎日が楽しくて仕方がありませんっ!

本当にもうっ!毎日でもAさんの側に居たいくらいですっ!」

母『あらまぁ』


学生の頃のAさんの大失恋を知っているお母さん


あれ以降、Aさんに浮いた話がないことを

実は心配していました。


母『Aの、どんなところが気に入ってくれたんですか?』


昔から頑固な娘を気になっていたお母さん


お兄ちゃんの後ばかり追っていたAさんは少し女性らしさに欠ける


そんなAさんを守ってくれる人が現れてくれることを願っていました。

・・・3→←お母さんに電話編1



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alexis(プロフ) - 裕さん» 類ともなんでしょうか??(^^*) (2021年1月27日 23時) (レス) id: 25d3b6e52c (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - alexisさん» 宜しくお願いします! (2021年1月26日 15時) (レス) id: 266230131b (このIDを非表示/違反報告)
alexis(プロフ) - 裕さん» ピーちゃん!やったね!高いハードルをまた超えました!!裕さま、こちらでもよろしくお願いいたします! (2021年1月21日 7時) (レス) id: 25d3b6e52c (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - alexisさん» ヤーマダ。何気におっちょこちょいキャラw (2021年1月19日 15時) (レス) id: 266230131b (このIDを非表示/違反報告)
alexis(プロフ) - 裕さん» パイセン、素敵です!……胸もデカいし……て、え? ヤーマダくん、頑張ってレベルアップ! (2020年12月30日 0時) (レス) id: 25d3b6e52c (このIDを非表示/違反報告)

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作者名: | 作者ホームページ:http://id29.fm-p.jp/279/jjhh/  
作成日時:2020年6月23日 15時

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