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「わぉわぉっ!!」
比与太に連れて来てもらった回転寿司屋さんは
まるで竜宮城のように店内が活気づいていて
色々なお寿司が回っていました。
しかし、ひと皿100円というお店ではないようで
高そうなネタもモリモリ回っていました。
それでも店内は満席
お店の中に順番待ちの人が何人も並んでいます。
「凄いねっ比与太!ここ!」
比与太「うん(笑)いつ来ても常に満席で、お寿司もずっごく美味しいよっ!」
「へぇ〜っ!」
わくわくしながら順番待ちをするAさん
一方比与太は、Aさんの『美味しい』といって笑う顔がみたいのに
まだまだな順番待ちに、ちょっと焦っているようですよ?
比与太「ごめんね、Aちゃん。このお店は予約受け付けてないんだよね……」
比与太かAさんに謝ると、Aさんは目を輝かせながら答えました。
「予約なんて別にいらないよ〜。
並べば良いんだも〜ん。あ!ねぇ!あのモリモリしてるヤツなに?」
比与太「あぁ、あれ白子」
「わぁ〜♪」
遠くから見られるお寿司を見ながら目を輝かせるAさん
その計算なしの無邪気さに、比与太のお胸はキュンキュン♪
「比与太っ!あれ何!」
比与太「あれは〜」
「あれ何乗ってんのっ!?」
比与太「あれはねー」
まるでテーマパークにやって来た子供のようなAさん
「ぬぉっ!ありゃ何よっ!」
比与太「マグロの中落ち」
「オーマイガッ!」
そんなやり取りが嬉しくて幸せな比与太
もっと色々なお店に連れて行きたいと思うのでした。
そして、なんやかんやで2時間弱待ち
やっと通されたカウンター
目の前を美味しそうなお寿司が通り過ぎていきます。
「比与太ー!最初どれ取ろうか!」
キラキラしたお目々で比与太を見つめるAさん
比与太「えっと………」
その時比与太は思うのでした。
″『なんじゃこりゃー!カワイすぎやしねぇーか!?』″と。
「あっ!私中落ちーっ!」
職人「あいよーっ!」
Aさんに見つめられてぽぅっとなっている比与太の横で
マイペースに職人さんに注文しているAさん
比与太「あっ!俺もっ!」
職人「あいよーっ!」
そして出て来たお寿司に舌鼓を打つ二人
「「ヤバイ」」
二人は顔を見合わせて笑いました。
・
『ありがとうございましたっ!!』
お腹がいっぱいになった二人はお店を出ると
車の駐車している場所まで並んで歩き始めました。
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裕(プロフ) - けいこさん» 今立ち上げました♪良かったら読んでくださいね(^-^) (2020年3月30日 13時) (レス) id: 266230131b (このIDを非表示/違反報告)
裕(プロフ) - marisさん» プレッシャーwありがとうございます♪ (2020年3月30日 13時) (レス) id: 266230131b (このIDを非表示/違反報告)
裕(プロフ) - りんごさん» 嬉しいです!ありがとうございます♪ (2020年3月30日 13時) (レス) id: 266230131b (このIDを非表示/違反報告)
裕(プロフ) - alexisさん» また次章でも可愛がってやってください♪ありがとうございます! (2020年3月30日 13時) (レス) id: 266230131b (このIDを非表示/違反報告)
裕(プロフ) - みぃなさん» ありがとうございます♪次章もよろしくお願い致します! (2020年3月30日 13時) (レス) id: 266230131b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:裕 | 作者ホームページ:http://id29.fm-p.jp/279/jjhh/
作成日時:2020年2月16日 2時