大嫌いって言わないで３ (ページ18)

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2度目のおデート編１ページ18

比与太｢おはよっ！Aちゃん！｣

｢おあよー」

元気モリモリな比与太と、ボケボケしたAさん

当日の空は快晴で、とてもデート日和となっています。

比与太はAさんの乗った車を走らせ、一路

お昼ご飯を食べるべく

目的地へ向かいました。

｢お腹空いたなぁ。。。｣

比与太｢っふ(笑)待っててね！今和食の美味しいお店に向かってるからっ｣

｢ムフフ。｣

食いしん坊のAさんを乗せて、颯爽と車を走らせる比与太

｢あ。そういえば、ルミさんはいつ頃お時間あるの？｣

平原ルミから『会いたい』と言われたことを思い出したAさんは

何気にその事を比与太に聞きました。

比与太｢っ！？ｺﾎｯ！ｺﾎｯ！｣

すると、比与太は何故かむせています。

比与太｢んっん！……えっとね～

母さんは今週は忙しいって言ってて～｣

｢そうなんだぁ。じゃあお時間空いたらいつでも声かけて下さい。って伝えといて？｣

比与太｢うんっ！分かったー｣

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実は。。。

昨夜のお母さんとのやり取りで、スケジュールについて聞いていた比与太

″母『で？いつ会わせてくれるの？明日デートの帰りにうちに寄りなさいよ～』

比与太『えっ！明日はダメッ！』

母『なんでぇー！？』

比与太『風…………久し振りのデートなんだからっ！二人きりで過ごしたいのっ！』

母『あらぁ……残念ね……』

比与太『だから来週！来週は？』

母『まぁねぇ～。それでも良いわよ』

比与太『じゃあそういうことでね！あ……風太は？来週は？』

母『分かんないけど。忙しいかもね』

比与太『ﾖｯｼｬ！』

母『はっ？』

比与太『ｲﾔｯ……別に』″

ってな感じで。

和食の美味しいお店でお昼ご飯を食べ、色々と散策しながら

またもAさんの好きな漫画本の品揃えの豊富なお店に寄っていると

直ぐに映画の時間になりました。

今回も比与太の予約の良い席にての鑑賞。

そしてまたもラブストーリーで、どっぷり物語に浸かり大号泣のAさん

それを、比与太はずっと愛しく感じていました。

エンドロールまでしっかりと鑑賞し終え

映画館から出てくると、外はもう暗くなっていました。

｢はぁ～・・・良かったなぁ～カンナちゃん｣

比与太｢面白かったね｣

｢ｽﾞﾋﾞｽﾞﾋﾞ、ﾁｰﾝｯ！｣

感動して鼻水が出て来てしまったAさんが鼻をかんでいると

比与太は夕飯の話しをしました。

比与太｢Aちゃん？この後美味しい回転寿司に……｣

｢ﾋｬｯﾌｫｰｲ！｣