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魚編1 ページ47

比与太「Aちゃん、魚もさばけるのっ!?」

「まぁね」


お兄さんに呼ばれたことを、会社の前でAさんを待っていた比与太に話すと

二人でお兄さんのマンションに向かいました。


電車でお兄さんのマンションの最寄り駅まで移動し

手を繋ぎながらお兄さんのマンションまで歩いて行きます。


「お父さんが釣りか好きで。お母さんと一緒に魚さばいてたら覚えちゃって」

比与太「先輩は覚えなかったの?」

「兄貴は、魚釣りは好きだけど魚はさばけないのよ。

血が怖いんだって」

比与太「っふ(笑)そうなんだぁ。

喧嘩いっぱいしてたのに?」

「喧嘩の血と魚さばいたときの血は違うんだって。

良く分かんないけど」

比与太「クククッ(笑)」

「比与太は?魚はさばかないの?」

比与太「出来ないことはないけど、さばく機会がないかな〜(笑)」

「まぁ〜だろうね」


そうこうしていると、お兄さんのマンションに着いた二人。

早速部屋に行くと、キッチンには白い発泡スチロールが
でぇーんと置かれていました。


ナユカ「ごめんね?急に来てもらっちゃって」

比与太「大丈夫ですよ!これ、ナユカさんがもらったんですか?」

ナユカ「そうなの。今朝とれた鯛なんだって。

私、魚さばくの苦手なのよ〜」

「・・・でかいな。そして一匹じゃないのかよ」


発泡スチロールの蓋を取って中を見ているAさん


中にはおおきなおおきな鯛が一匹

そして、それよりもサイズは小さいけれど

これまた立派な鯛が3匹。


兄「ひぇーっ!こっち見てるー!」

「見てねぇーよ。」


まるごとの魚に怯えるお兄さんと

大きな大きな鯛の尻尾を持ち、持ち上げているAさん


スゲー腕力です。


ナユカ「大きなのを皆でお刺身で食べたいなぁ〜と思って♪」

「じゃあこの下のサイズのやつは?」

ナユカ「鱗と内臓取ってもらったら、鯛めし作ろうと思って」

「了解。で?あとのは?」

ナユカ「あとは三枚におろして欲しいの。冷凍しておこうと思って」

「うんうん、分かった」


なんとも頼もしいAさんに鯛を任せて

お兄さんはまたリビングへ戻っていきました。


「比与太ー?小さいの鱗と内臓取って〜」

比与太「うんっ」


キッチンには賑やかに3人で魚を処理していました。

・・・2→←不安編



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(プロフ) - けいこさん» 今立ち上げました♪良かったら読んでくださいね(^-^) (2020年3月30日 13時) (レス) id: 266230131b (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - marisさん» プレッシャーwありがとうございます♪ (2020年3月30日 13時) (レス) id: 266230131b (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - りんごさん» 嬉しいです!ありがとうございます♪ (2020年3月30日 13時) (レス) id: 266230131b (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - alexisさん» また次章でも可愛がってやってください♪ありがとうございます! (2020年3月30日 13時) (レス) id: 266230131b (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - みぃなさん» ありがとうございます♪次章もよろしくお願い致します! (2020年3月30日 13時) (レス) id: 266230131b (このIDを非表示/違反報告)

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作者名: | 作者ホームページ:http://id29.fm-p.jp/279/jjhh/  
作成日時:2020年2月16日 2時

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