・・・29 ページ29
比与太「(シャキーーーン!!)」
朝になり、7時半にパッチリ目覚めた比与太
ルンルン気分で部屋を出ると、まだカーテンの閉まったままのリビングには
ソファで熟睡中のあなたが。
比与太「!!!〜♪♪♪」
比与太はいそいそと洗面所へ向かい、シャカシャカ歯を磨いて
ピカピカに顔を洗いました。
比与太「(ニカーーーッ♪)」
鏡の前で親指を立て、キラースマイルをひとつ。
比与太「ルンルンル〜ン♪♪」
スキップしてあなたのもとへ向かいます。
「すぴ〜すぴ〜」
比与太「Aちゃん、おはよ♪」
小さな声で呟くように
あなたを起こさないように、そっと声をかけます。
「すぴ〜すぴ〜」
比与太「かわいいなぁ〜、Aちゃん♪」
ムフムフしながら、あなたの寝顔を角度を変えて観察する比与太。
……変鯛。
比与太「(あーーー。キスしてぇー。)」←比与太、心の声。
比与太「(あーーー。キス以上もしてぇー。)」←比与太、心の声。
バタバタバタバタ
無言で悶絶する比与太
……変鯛。
まぁ、でもね〜よく我慢してますよ、比与太。
あんなにあんなに遊び人だったのに。
エライエライ。
変鯛チックだけど。
スッ…
突然、体育座りになった比与太。
顔は無表情。
あなたをじっと見つめていますよ?
何してんだろ??
比与太「・・・。」☆〜:.:*:.:〜☆
″″″「比与太?こっちに来て?」
「えっ!Aちゃん…良いの?」
「一人じゃ寒くて。温めてよ、比与太」
「温めてあげる」
「もっと〜ぉ」
「Aちゃん!」″″″
↑
比与太の頭の中。
比与太「ムフフフフ」
妄想してたんかーーーいっ!
そうこうしてるうちに、変鯛の熱い視線にうなされたのか
あなたは眉間にしわを寄せながら、ゆっくり目を開けました。
「・・・・・
ギャーーーーーっ!!!
あっち行け!!変鯛ヤロウーっ!!!」
比与太「ウグッ!」
綺麗にみぞおちにあなたのキックがヒットし
比与太は漫画のように後ろへとすっ飛んで行きました。
まぁ、当然と言えば当然。
「変なことしてないでしょうね!?
ヤダヤダヤダ!キモイっ!」
比与太「うげうげ・・・Aちゃん(泣)」
さぁ!今日も1日が始まりましたよぉ〜♪
比与太「Aちゃん(泣)」
135人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
裕(プロフ) - alexisさん» ぴよた、人並みになってきましたね( ´艸`) (2020年2月16日 2時) (レス) id: 277fbb4572 (このIDを非表示/違反報告)
alexis(プロフ) - 裕さん» この微妙な関係性……( ̄∇ ̄) ぴよたょ、人はそう簡単に変われないけれど、一途なところを持ち合わせるヒロインに惚れさせることは〜〜〜〜? (2020年2月13日 20時) (レス) id: 25d3b6e52c (このIDを非表示/違反報告)
裕(プロフ) - alexisさん» まだ『好き』が無い時点での『努力』ですけど(笑) (2020年2月12日 20時) (レス) id: 277fbb4572 (このIDを非表示/違反報告)
裕(プロフ) - みぃなさん» ちょっと独特ですけどね〜(笑) (2020年2月12日 19時) (レス) id: 277fbb4572 (このIDを非表示/違反報告)
alexis(プロフ) - 裕さん» ちょっと、誠実になろうとしてるところが認められた、かな?( ̄∇ ̄) 頑張れぴよた!頑張れヒロイン← (2020年2月12日 12時) (レス) id: 25d3b6e52c (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:裕 | 作者ホームページ:http://id29.fm-p.jp/279/jjhh/
作成日時:2020年2月8日 11時