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少しお腹が空いてきているけれど、あなたに起こされたい比与太は
リビングのカーテンを少しだけ開けると
そのまま寝室に戻りました。
そしてベッドに入ると、頬にキスをした唇の感触とあなたの香りを思い出しながら
ぼんやりと、あなたが起こしに来るのを待ちました。
・
「ん〜……ふぁ〜。。。」
比与太が少しだけ開けたカーテンの隙間から
朝の光があなたに注ぎ、ゆっくりと目を覚まします。
「んぁ……?」
体にかけられた毛布
それを手にしながら起き上がると、寝室へ目を向けました。
「起きたのかなぁ……」
昨夜は無かった毛布
きっと比与太が起きてあなたにかけたのだと思ったあなたは
寝室へと向かいます。
ガチャ……
比与太「っ!?」
どのくらいあなたを想いながらぼんやりしていたのか
しばらくたったところで、待ちに待った寝室のドアが開きました。
比与太は慌てて目を閉じると、寝たふりをします。
「……ん〜?」
比与太「・・・。」
比与太の頭の中↓
"比与太〜?"←優しく揺すって起こされる。
"ん〜……"←今起きたように目を覚ます。
"起きた?どう?調子は。うふっ"←天使の微笑み。
"Aちゃん。おはよう。昨日より大分楽みたい。っふ"←キラースマイル。
"お熱は……"←と、おでことおでこを合わせて熱を確かめる。
(やるわけねーけど)悪い顔で微笑む作者。
"うふっ♪下がったみたいだね。良かったぁ〜"←おでこを合わせたまま微笑むあなた。
"ありがと。Aちゃん"
"心配したんだからぁ〜。もぅ"←唇を尖らせておでこを離そうとする。
"Aちゃん"←離れていくあなたの後頭部に手を回すとそれを引き寄せる比与太。
"っ!"
"Aちゃんは俺の薬だね"
"ぇっ……?"
"ずっとそばにいて……"←そう言うとあなたにキスをする比与太。
〜☆.:*:☆・:.*'°☆〜
比与太「んっふ♪」
「ん?……ぁ」
目を閉じてあなたが優しく起こしてくれるのを待つ比与太の頬に
比与太「……??」
なぜか冷たく硬いものが当たります。
ツン……ツンツン
恐る恐る薄目を開ける比与太
比与太「っ!?」
そこには、無表情で体温計の先で比与太の頬をつついているあなたがいました。
「おぃ、おぃ。生きてるかぁ〜?」
比与太「っ……グスンッ」
目頭に熱いものが沸き上がり、頬をぬらしていきます。
「もっと強くつついてみるか」
比与太「おっ!起きたっ!起きてるっ!」
↑
恐怖をいだいて起きた。
やっぱり、ですね。
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裕(プロフ) - alexisさん» ぴよた、人並みになってきましたね( ´艸`) (2020年2月16日 2時) (レス) id: 277fbb4572 (このIDを非表示/違反報告)
alexis(プロフ) - 裕さん» この微妙な関係性……( ̄∇ ̄) ぴよたょ、人はそう簡単に変われないけれど、一途なところを持ち合わせるヒロインに惚れさせることは〜〜〜〜? (2020年2月13日 20時) (レス) id: 25d3b6e52c (このIDを非表示/違反報告)
裕(プロフ) - alexisさん» まだ『好き』が無い時点での『努力』ですけど(笑) (2020年2月12日 20時) (レス) id: 277fbb4572 (このIDを非表示/違反報告)
裕(プロフ) - みぃなさん» ちょっと独特ですけどね〜(笑) (2020年2月12日 19時) (レス) id: 277fbb4572 (このIDを非表示/違反報告)
alexis(プロフ) - 裕さん» ちょっと、誠実になろうとしてるところが認められた、かな?( ̄∇ ̄) 頑張れぴよた!頑張れヒロイン← (2020年2月12日 12時) (レス) id: 25d3b6e52c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:裕 | 作者ホームページ:http://id29.fm-p.jp/279/jjhh/
作成日時:2020年2月8日 11時