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「はぁ〜。。。参ったな」


慌ててバッグに色々と詰め込んで比与太の部屋にやって来たあなたですが

肝心なものは何も持たず。

お金も着替えも何もないまま。


取り敢えず、明日の朝にでもお兄さんに迎えに来てもらおうと考えたあなたは

今夜は比与太の様子を見るがてらに、この部屋に泊ることにしました。


”明日の朝、比与太が冷たくなってたら。。。お前のせいだな”


そうお兄さんに言われたことが心配で・・・

というか、自分が原因で比与太に何かあったら

後々面倒なので

どうにか比与太がそうならないように見張る為に

仕方なくこの部屋に泊ることにしました。


少し肌寒いこのリビング

体にかける毛布も見当たらず

あなたは着てきたパーカーを体にかけてソファに横になりました。


「はぁ〜。。。」



夜中で眠かったあなたは、数分もするとうとうととしてきました。


そして、数時間経過し


「さむっ。。。」


寒さで目が覚めたあなた

ぼんやりと、なぜここに居るのかを思い出すと

部屋にある時計に目を向けました。


時刻はまだまだ夜明け前

ゆっくりと起き上がって、かけていたパーカーを着ると

その足で比与太の部屋のドアを開けました。


ガチャ。。。



静かな部屋に聞こえる、規則正しい寝息


ベッドにゆっくりを足を進め

比与太の顔を覗き込むと、ぐっすりと眠っている様子


そのおでこにそっと手を伸ばすと

比与太の熱を確認しました。



「下がってる。。。」



比与太を起こさないようにそっと手を戻したあなたは

そのままゆっくりと部屋を出ました。


物音を極力させないように、キッチンへと向かったあなた


お米の場所を探し当て、鍋でお粥を作ることにしました。


良いとこあるぅ〜♪



カチャ。。。カチャ。。。



物音に気を付け乍ら、あなたは手際よくお粥を作ります。


熱のある体に優しいもの

それを一生懸命考えながら手を動かしていくあなた


「できたぁ〜♪」


出来上がったのは、優しい味の玉子粥とわかめスープ。


朝早くから動いているあなたは、それを少し頂戴し

空腹を満たします。



「ん〜。美味しいかもぉ〜♪んっふ」


まだまだ沢山ある、お鍋の中のお粥とスープ


それをキッチンに置き、あなたは再びソファで横になりました。



「ふぁぁ〜。。。」



薄っすらと夜が明けてきた頃

あなたはまた夢の中へと落ちて行きました。。。

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(プロフ) - alexisさん» ぴよた、人並みになってきましたね( ´艸`) (2020年2月16日 2時) (レス) id: 277fbb4572 (このIDを非表示/違反報告)
alexis(プロフ) - 裕さん» この微妙な関係性……( ̄∇ ̄) ぴよたょ、人はそう簡単に変われないけれど、一途なところを持ち合わせるヒロインに惚れさせることは〜〜〜〜? (2020年2月13日 20時) (レス) id: 25d3b6e52c (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - alexisさん» まだ『好き』が無い時点での『努力』ですけど(笑) (2020年2月12日 20時) (レス) id: 277fbb4572 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - みぃなさん» ちょっと独特ですけどね〜(笑) (2020年2月12日 19時) (レス) id: 277fbb4572 (このIDを非表示/違反報告)
alexis(プロフ) - 裕さん» ちょっと、誠実になろうとしてるところが認められた、かな?( ̄∇ ̄) 頑張れぴよた!頑張れヒロイン← (2020年2月12日 12時) (レス) id: 25d3b6e52c (このIDを非表示/違反報告)

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作者名: | 作者ホームページ:http://id29.fm-p.jp/279/jjhh/  
作成日時:2020年2月8日 11時

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