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「一旦休憩入りまーす」
『…ふぅ』
坂「私達飲み物買いに行くけどA来るー?」
『あ、私もう持ってるから大丈夫!』
坂「はーいいい子で待ってて〜」
『子供じゃないよw』
今日はドラマCDだけど大体アニメと同じように撮る
エキストラのところは新人さんがしてくれるんだけど
「疲れたぁ」
「疲れたー?美珠結構喋ってたもんね〜。」
「えーでもぉ、名前ない役なんて意味ないじゃん?」
「はははっ!やばぁ。」
朝比奈美珠さん。今回は町人Aとして参加していてるんだけど休憩に入った途端にこれだし。アフレコ中も無駄に演技を入れてくるからTAKEが多かった。
いや私が判断しちゃダメなんだけど…偉くないし…
人の事よりも自分の事!台本読み込まないと!
「なんかさぁ?このアニメって〜メンバー決まってるからさ〜。張り合いないよねぇ。これは通過点〜」
『…ぁ?』
「それなぁ〜!てかこれって最近の人達見るの?w」
『…』
第1期から頑張ってる皆の前でそんなこと言うの…?
皆が必死に役に向き合ってダメ出しに喰らい付いて、
見てくれるファン以外にも初めて見る人達にも見てもらう為に必死になってたのに…
朴「ただいま…どうした?A?」
『え?あ。おかえりなさい!何買ったんですか〜?』
「ていうかアイツもウザイよなw浅沼A。」
「先輩だよw」
「別に良くね?wアイツさ男性声優とめっちゃ一緒にいるらしくて〜。媚へつらってんじゃない?w」
「それな。あと監督とかな〜。」
「え、言えてる!」
福「アイツら…」
『福潤さん!大丈夫〜。気にしないよ〜!』
諏「俺らが黙ってられねぇ…」
私のことはいくら言われても大丈夫。もう慣れてる。
でも…
「ほら兄貴が浅沼晋太郎でしょー?ぽっと出の癖に色々語ってくるのがウザくてさー」
「あ、養成所に来たんだっけー?」
「そそ。なんか元々違うことしてたんでしょ?そんな奴に言われたかないしw」
しんたの事を知らない癖に……
『黙ってろよ!!!!』
「「!?」」
『俺は見てるだけの奴らが口出ししてくる事が1番嫌いなんだよ…なんなら最初に消えちまえって思うな』
「……」
『監督。次のセリフこれで大丈夫ですか?』
「……ふふっ。うん。バッチリ。頼んだよ。」
『はい!!』
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作者名:たるち | 作成日時:2020年11月13日 2時