宴会６ ページ44
Orange Side
クネクネと求愛ダンスしとったら、笑顔のAがくっついてきて。
「マルちゃんの求愛ダンスに釣られてもうたあ」
なんて可愛いこと言う。
「酔ったAちゃん可愛いなあ」
「……酔ってへんAちゃんは可愛ないの？」
「ええ？」
むすっとした顔で睨んでくる。可愛いです。
「さっきなあ、亮ちゃんにフラれてん！」
「お前もういらんこと言うな！だまれ！」
「なんで？なんでどっくんにフラれたん(笑)」
「えー？」
えっとなあ、って笑いながら話そうとするAを後ろから捕まえて、
Aの口に亮ちゃんの人差し指を突っ込んだ。
「……え。」
「固まった(笑)」
「いや何してんねん(笑)」
「お前がいらんこと言おうとするからや」
してませーん！って僕の後ろに隠れる。可愛い。
酔ったら子供っぽくなんねんなあってほくほくする。
「マルちゃん？」
「ん？」
「さっきありがとうねえ」
「？なにが？」
「お水飲ませてくれたやろ〜？」
ああ、さっき。口移しで水あげたことか。
「ありがとうねえ」
「いいえ〜、惚れた？」
「惚れ直したあ！だいすきマルちゃん！！」
真正面からぎゅーって強く抱きしめられる。
俺も大好きーって抱きしめ返した。
「二人で抜け出すー？」
「は、それすばさんにも言うてたやん覚えてんで」
「そうやっけ？」
「二番煎じの口説き文句なんかいらへん！」
ふん！って離れようとするから腕の力を入れる。
逃げようと暴れるけどそんな力で逃げられるとでも思ってんのかな。
かわいいなあって思うて、ほっぺにちゅーしたら大人しくなった。
「大倉、片割れ口説かれてんで」
「横山くん、妹襲われてんで」
「……マルちゃん離して」
「照れてる〜かわいい〜」
ほっぺすりすり〜ってすれば耳元で、
＿＿＿また今度。
なんて囁くから、びっくりして手の力を緩めてもうた。
その隙に俺の腕から抜け出して、にやりと笑った。
「嘘やで」
「えっ」
「かわいいなあ、マルちゃん」
オレンジ色のスカートを揺らしながら、
床で寝とる章ちゃんを覗き込む。
「ふは、気持ちよさそ」
「んー？……なにー？」
「なんもなーい」
「A膝枕してー、」
甘える章ちゃんに膝枕してあげるA。
……Aちゃん取られてもうた。
「そろそろ次行こかあ？」
信ちゃんのその声でみんなが立ち上がる。
荷物抱えて、居酒屋を後にした。
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れい(プロフ) - ちょぴさん» ありがとうございます！これからもよろしくお願いします(*^^*) (2017年10月7日 16時) (
レス) id: 683c6de2e2 (このIDを非表示/違反報告)
ちょぴ(プロフ) - れいさん» ありがとうございます(^o^)これからもたのしみにしてます(^.^) (2017年10月7日 14時) (レス) id: 1aa51b4331 (このIDを非表示/違反報告)
れい(プロフ) - ちょぴさん» コメントありがとうございます！大変失礼いたしました、変換されるように直しましたので、引き続きお楽しみください（ ; ; ）ご指摘ありがとうございました！！ (2017年10月7日 10時) (レス) id: 3425541c8a (このIDを非表示/違反報告)
ちょぴ(プロフ) - 途中から名前の変換が出来ないです。・°°・(＞_＜)・°°・。 (2017年10月7日 7時) (レス) id: 1aa51b4331 (このIDを非表示/違反報告)
れい(プロフ) - ハチミツレモンさん» そう言って頂けて嬉しいです(*^^*)思いつきだけで書いているので私もどうなるか分かりませんが、これからも見守っていただけると嬉しいです！ありがとうございました♪ (2017年9月30日 19時) (レス) id: 683c6de2e2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：れい | 作成日時：2017年9月23日 16時
