掌２ ページ5
Gray Side
『あれ、運転中？』
「うん、信ちゃん送ってたあ」
『一緒におったんや、じゃあ横山くんたちも？』
「ヨコさんとすばさんは留守番してんで」
そうなんやあって言いながらなんかごそごそしとる。
「たっちょんは？何してんの？」
『俺はなあ、なんかぼーっとしてるわ(笑)』
「寝起き？」
『んー……うん、まあ。』
なんか歯切れの悪い返事。怖い夢でも見たんかな。
でもそんだけで電話してくるような奴かね。
なんやろ？って頭で考えとったら、あんなあって話し始める。
『なんか分からんけど、電話しよーって思って』
「？私に？」
『うん、……なんやろ、怖い夢でも見たんかなあ』
自分でも分からへんわあって電話の向こうで笑うたっちょん。
少し違和感を覚えて、心配になる。
「……うち来る？迎え行こか？」
『や、ええよ。横山くんとすばるくんとゆっくりしとき』
「……大丈夫？」
『うん、大丈夫。声聞いたらなんか安心した』
電話の向こうであくびを一つ。
「眠くなった？」
『ずっと眠い……(笑)』
「寝たらええやん、寝るまで繋いどいたろか(笑)」
『それはせんでええわ(笑)……もう家着いた？』
「うん？うん、もう着くよ」
『ん、分かった。また明日。おやすみい』
おやすみ、って電話切って少し車を走らせれば家に着いて。
ケータイと鍵持って、家に上がった。
「ただいまー」
「おかえり」
てっきりリビングでゲームでもしてんのかと思ってたけど、
ソファに座ってたのはすばさん一人で。
風呂場にもベッドにも、ヨコさんは居らんかった。
「あれ、ヨコさんは？」
「自分ち帰った」
「え、言うたら一緒に送ったのに」
「嘘、コンビニ行っただけ」
「何の嘘やねん」
笑いながらすばさんの隣に座れば、少し逃げられて。
「……？」
「髪冷たい、お前」
「ああ、乾かさずに出たから。ドライヤーしてくるわ」
そう言って立てば、ドライヤー持ってこいって言われる。
掌に髪の毛当たって痛いやろ、って。
おお、そうか。そこまで考えてへんかったわ。
「ありがと！」
「いや遠慮無しかお前」
「ありがと！！」
「はよ座って」
笑顔でドライヤー渡して足の間に座れば乾かしてくれる。
「なあなあ、すばさん。なんであなた私の服着てんの？」
「サイズちょうどええから」
「やからってワンピース着んでええやん」
「……ちょうどええから」
「なにがちょうどええねん」
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れい(プロフ) - ちょぴさん» ありがとうございます！これからもよろしくお願いします(*^^*) (2017年10月7日 16時) (
レス) id: 683c6de2e2 (このIDを非表示/違反報告)
ちょぴ(プロフ) - れいさん» ありがとうございます(^o^)これからもたのしみにしてます(^.^) (2017年10月7日 14時) (レス) id: 1aa51b4331 (このIDを非表示/違反報告)
れい(プロフ) - ちょぴさん» コメントありがとうございます！大変失礼いたしました、変換されるように直しましたので、引き続きお楽しみください（ ; ; ）ご指摘ありがとうございました！！ (2017年10月7日 10時) (レス) id: 3425541c8a (このIDを非表示/違反報告)
ちょぴ(プロフ) - 途中から名前の変換が出来ないです。・°°・(＞_＜)・°°・。 (2017年10月7日 7時) (レス) id: 1aa51b4331 (このIDを非表示/違反報告)
れい(プロフ) - ハチミツレモンさん» そう言って頂けて嬉しいです(*^^*)思いつきだけで書いているので私もどうなるか分かりませんが、これからも見守っていただけると嬉しいです！ありがとうございました♪ (2017年9月30日 19時) (レス) id: 683c6de2e2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：れい | 作成日時：2017年9月23日 16時
