宴会 ページ39
Black Side
マルが渡したドリンク飲んだ瞬間、
ふわ〜と笑ってぱた、と大倉の膝に倒れ込んだA。
「え、意識飛んだ！？」
「お前何渡してん！！」
「えっこれ水ちゃうの！？」
「……あほ！これ焼酎や！！！」
「おい！大丈夫かA！！」
一気に緊迫した空気になる。
焦るみんなをよそに、冷静なヤスがAの顔に近付いた。
「……大丈夫、寝てるだけや(笑)」
「ほんまや、すーすー言うてる(笑)」
子供みたいな顔して寝るAに、みんなが笑う。
大倉が頭を撫でながら酒飲んだのを見て俺らも宴会を再開した。
「……んん」
「あ、起きた」
5分くらいで目を覚ましたAに、みんなが注目する。
むく、と起き上がって眉間に皺を寄せた。
「……殺す気か。」
誰やこれやろう言い出したん。ってめっちゃ低い声で言う。
……酔いはどこいってん。酒仕事してくれや。
「おいお前ら俺見んな」
全員が黙って俺を見た。
『いつものやつです。』
みんなで飲む時、あの手この手でAを潰そうと企んできた。
ほんまにザルやねん。介抱ばっかさせとるからたまには俺らが介抱したいっていう好奇心からやねんけど。
早めに集まったのはそのミーティングのためで。
……みんな、ええなあ！言うてたやん…。
「何か言うことは？」
「……すみませんでした……」
ほんまに危ないことしてもうた。ごめん。
そう言えば残ったウイスキーをぐっと飲んで、
俺の胸ぐらを掴む。思わず目を閉じたら。
「、！？」
「……ふは、仕返し。」
まったく同じことやり返されて頭が真っ白。
口の中にはまだ、ウイスキーが入ってる。
「はよ飲んで」
にぃ、と悪い顔して笑うAに鳥肌が立つ。
ごくんと飲み込めば、ふにゃりと笑った。
「よくできましたあ」
ふわふわと頭を撫でられて変な気持ち。
その様子を見て、みんなも謝った。
「私やったから良かったけどなあ！他の女の子にやったらあかんでこんなん！！」
「ほんまごめ、」
「速攻惚れられるからな！お持ち帰りされんでみんな！！」
「怒る論点そこかい」
「お前やっぱ変なやつやわ」
へらへら笑ってトイレ行く言うて個室を出るA。
みんなが顔を突き合わせて、
「……怖かった……」
「分かる……もうあんなんやめとこな……」
「おいヨコ、もっかいちゃんと謝っとけよ」
「……せやな、出待ちしてくるわ」
トイレの前でAを待つことにします。
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れい(プロフ) - ちょぴさん» ありがとうございます！これからもよろしくお願いします(*^^*) (2017年10月7日 16時) (
レス) id: 683c6de2e2 (このIDを非表示/違反報告)
ちょぴ(プロフ) - れいさん» ありがとうございます(^o^)これからもたのしみにしてます(^.^) (2017年10月7日 14時) (レス) id: 1aa51b4331 (このIDを非表示/違反報告)
れい(プロフ) - ちょぴさん» コメントありがとうございます！大変失礼いたしました、変換されるように直しましたので、引き続きお楽しみください（ ; ; ）ご指摘ありがとうございました！！ (2017年10月7日 10時) (レス) id: 3425541c8a (このIDを非表示/違反報告)
ちょぴ(プロフ) - 途中から名前の変換が出来ないです。・°°・(＞_＜)・°°・。 (2017年10月7日 7時) (レス) id: 1aa51b4331 (このIDを非表示/違反報告)
れい(プロフ) - ハチミツレモンさん» そう言って頂けて嬉しいです(*^^*)思いつきだけで書いているので私もどうなるか分かりませんが、これからも見守っていただけると嬉しいです！ありがとうございました♪ (2017年9月30日 19時) (レス) id: 683c6de2e2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：れい | 作成日時：2017年9月23日 16時
