おめでとう６ ページ38
Gray Side
「せーの！」
「「 “ 俺たちで ” 酔ってもらいまーす！！」」
「は、あほなん、ちょお章ちゃんあかんて！！」
逃げる私を大倉が羽交い締めにして、
ウイスキーを口に含んだ章ちゃんが向かってくる。
なんで酔っ払ってんのにこんな力強いねん！！！
「んんん、！！！」
「ごちそうさまでしたあ！次！」
「ま、」
飲み込めばすぐ次の信ちゃんが回ってきて。
ええ歳した大人が何してんねん……！！
「ほん、ま！プライベートの欲求を私にぶつけてくんなや！！」
「その欲求邪魔したんお前やろ」
「それは本当にごめんなさい」
後ろの大倉にそう言われて何も言えなくなる。
膝に乗せられて、また口移し。
どんどん頭も呂律も回らなくなる。
「、ちょお待って」
「待たへん」
唇噛むやつもおれば、舐めるやつもおって。
なんかもう訳分からん。なんやねんこのおっさんら。
「おーい、A？」
「マルちゃ、」
マルちゃんが口移しでくれたのは水で。
優しい。惚れそう。好き。
「こっち」
「すば、」
流れ込んでくるウイスキーを必死に飲み込んで、
ぼんやり目を開ければ至近距離で目が合う。
見たものを掴んで離さないこの目が、好きだった。
「どこ見てんねん」
「も、あかんて」
片方の口角を上げてにやりと笑うヨコさんにゾクゾクする。
ウイスキーを飲む唇から目が離せない。
雑に顎持たれて、ウイスキーを受け止めた。
後ろのたっちょんに飲み込んで、って囁かれて
躊躇することなく飲み込む。
「ふは、なんちゅー顔してんねん」
「わからん、」
なんか、キラキラしてる、。
「お前大丈夫か？」
「んん大丈夫やで」
後ろの大倉に体重かければ受け止めてくれて。
そういやウイスキーは普段飲まへんなあなんてぼんやり考えた。
「おお、酔った？」
「酔ったあ」
「ふにゃふにゃしてんなあ」
「おにーちゃんどこいくん、」
自分の酒のとこに戻ろうとする兄ちゃんの腕掴んで、逃がさへんようにする。
「どこも行かへんから離せ」
「マルちゃーん」
「なあに〜」
隣に座るマルちゃんの腰にしがみつけば頭撫でてくれて。
へらへらするマルちゃんも結構酔ってた。
「酔っ払い二人やっば(笑)」
「Aちゃん、ちゅー」
「嫌やあ！もうおなかいっぱいですう！」
「そこは拒否すんねやあ(笑)」
これ飲み〜って差し出してくれる飲み物飲んで、
ニコニコするマルちゃんに笑いかけて、記憶が飛んだ。
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れい(プロフ) - ちょぴさん» ありがとうございます！これからもよろしくお願いします(*^^*) (2017年10月7日 16時) (
レス) id: 683c6de2e2 (このIDを非表示/違反報告)
ちょぴ(プロフ) - れいさん» ありがとうございます(^o^)これからもたのしみにしてます(^.^) (2017年10月7日 14時) (レス) id: 1aa51b4331 (このIDを非表示/違反報告)
れい(プロフ) - ちょぴさん» コメントありがとうございます！大変失礼いたしました、変換されるように直しましたので、引き続きお楽しみください（ ; ; ）ご指摘ありがとうございました！！ (2017年10月7日 10時) (レス) id: 3425541c8a (このIDを非表示/違反報告)
ちょぴ(プロフ) - 途中から名前の変換が出来ないです。・°°・(＞_＜)・°°・。 (2017年10月7日 7時) (レス) id: 1aa51b4331 (このIDを非表示/違反報告)
れい(プロフ) - ハチミツレモンさん» そう言って頂けて嬉しいです(*^^*)思いつきだけで書いているので私もどうなるか分かりませんが、これからも見守っていただけると嬉しいです！ありがとうございました♪ (2017年9月30日 19時) (レス) id: 683c6de2e2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：れい | 作成日時：2017年9月23日 16時
